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2024/08/07 学校行事
野外体験研修に行ってきました!
7月30日(火)から31日(水)の一泊二日で奥多摩湖畔の山のふるさと村で野外体験研修を行い、IT・環境科1年生13名が参加しました。
野外体験研修は1学年の希望者を対象に、奥多摩湖畔の森林や、人間の影響を受けた生態系が存在する里山でフィールドワークや自然を体験し、 探究心・好奇心の育成および「環境探究基礎」に基づいた現地調査で、より発展的な内容を主体的に学ぶことを目的に今年度から始めました。
今回は奥多摩湖畔のケビンに宿泊し、水質調査やガイドウォークなどのフィールドワークを行いました。
1日目は昼過ぎに奥多摩駅に集合し、先ず氷川キャンプ場近くの河原で水質調査を行いました。
あいにくの雨の中、レインウエアを着ての調査となりましたが、川の水の冷たさや河原を包む霧の幻想的な風景を目の当たりにし、多摩川上流の自然や水質の良さを直に感じることが出来ました。
データ収集後雨脚が強まり、足早に奥多摩駅に戻り、送迎バスで山のふるさと村に移動しました。
山のふるさと村では、フィールドワーク以外に野外体験(火起こし、飯盒炊飯、星空観察など)を計画していましたが、直前にツキノワグマ出没の形跡があり、夜間・早朝外出禁止となり中止しました(残念)。
宿泊先のケビンでは、携帯の電波も届いていませんでした。ネットやメールができず貴重な体験になりました。
夕飯は、班ごとにキャンプ飯の定番「カレーライス」を作り、味や見た目に工夫を凝らしたカレーの腕を競い合いました。
二日目の朝食は、「パックドック」作りを行いました。火加減が難しく部分的にコゲもできましたが、アツアツのホットドックを皆おいしくいただきました。
チェックアウト後ビジターセンターに移動し、ガイドウォークを行いました。
今回は「夏の動植物」、「哺乳類の痕跡」、「二次林と人工林の植生の違い」等に注目し、水源林の生物多様性についてネイチャートレイルを散策しながらガイドから解説を受けました。
慣れない山歩きに手こずりましたが、野生動物の痕跡や、途中出会った昆虫や生物に皆興味津々な様子で1時間のプログラムの予定が1時間半になってしまいました。
ガイドウォーク後は奥多摩湖に流れ込む沢で水質調査を行い、水源に流れ込む水のデータと奥多摩湖から流れ出た場所のデータを収集することができ、有意義なフィールドワークとなりました。
今回参加した生徒からは、
「なかなか触れることのできない奥多摩の自然を感じられて良かった!」
「杉工に入学し、このように本物に触れる機会が持てて良かった!」
等の感想が聞かれました。
今後も本物に触れる体験を充実させ「五感を刺激」し探究心を育みます!