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東京都立杉並工科高等学校

ニュース

2024/04/17 学校行事

令和6年度 始業式の様子

 

杉工の令和6年度が始まっています。

 

始まりの日(4月8日)は、新3年生、新2年生が体育館に集まり、着任式と始業式を実施しました。

20240417_着任式.JPG 20240417_始業式.JPG

以下に始業式での校長講話を掲載します。

 

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 おはようございます。4月から本校に着任しました中里です。よろしくお願いします。

 ここ数年3月中に満開を迎えていた桜も今年の春はこの始業式の時期までずれ込んできました。満開の桜での始業式となりました。令和6年度のスタートです。一つずつ学年が進み2年生と3年生に進級しました。2年生は後輩ができ、3年生は最上級生になりました。

今年度の目標を考えてみた人はいますか?まだ今年度の目標を考えていなかった人は自分の将来について考えてみてください。3年後の自分はどうなっていたいか、考えてみてください。いろいろと思い描けるかもしれません。そのイメージを現実なものとできるように目標をもって頑張ってほしいと思います。近い将来のことで考えると進路のこと、勉強のこと、資格のこと、部活のこと、試合で勝つイメージ、資格を取ったイメージ、就職・進学を決めたイメージ・・・達成するためにそのステップを考えてください。小さなステップの積み重ねが目標に近づけてくれます。勉強も、資格もそうです。まずは自分を見つめて自分の力を知って、思い描いた1年後の自分に近づけていってください。そして目標を定めたらそれに向かってあきらめずに努力してください。目標を達成することは時によってはつらいことも沢山あります。それでもあきらめずに取り組んでください。失敗しても目標を見失わないでください。努力したことは自分自身の力になります。あきらめずに取り組んでください。そして目標を達成してください。期待しています。

 ものづくりを大切にする工科高校の皆さんにとって関心があったニュースかもしれません。先月日本で初めての民間によるロケットの打ち上げのニュースがあったことを覚えている人もいるかもしれません。残念ながらロケットの打ち上げは失敗に終わりましたがあの時に主催者側が発表したコメントにこそ科学技術の神髄があると思いました。「今回の打ち上げは失敗だとは考えていない。次へのステップである」と発表しました。これこそ目標達成に向けた「あきらめない」姿勢の表れであり真髄であると感じました。原因を追究し考え先に進む、このことこそが科学の発展につながり、人間的な成長につながります。自分に置き換えてみてください。1回の失敗で躓きあきらめていませんか?ぜひあきらめない気持ちを強く持って目標達成に向けて進んでください。まずは今年の目標を考えて見つけてください。部活でも進路実現でも勉強でもいいと思います。考えること、そして目標達成に向けてあきらめないことに取り組んでみてください。

 この中にキーワードが二つあります。「考える」ということと「あきらめないこと」ということです。是非この二つのキーワードを今年度の目標達成のために忘れないでください。