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東京都立杉並工科高等学校

ニュース

2023/03/24 校長便り

校長連絡 

3月24日(金)昨日までの雨もあがり、暖かな日差しの中で令和4年度の修了式を行いました。

杉並工業高校の名での最後の修了式は、全校生徒が体育館に集まり対面で行うことができました。

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校長講話で以下の内容の話をしました。

 

 先日、卒業式が行われました。今年は、来賓の方や、保護者など多くの人に参列していただき卒業生の門出を祝うことができました。卒業生一人一人の立ち居振る舞いはとても立派で、3年間での成長を感じることができました。

卒業した学年は、4月に入学式ができなかったことなど、コロナウイルス感染症の影響を最も受けた学年で、3年間通じて、我慢しなければならないことがたくさんあった学年でした。

それでも、卒業生の一人は、「可哀そうな学年とは言われたくない」と言っていたそうです。コロナ禍の新たな日常は、昔の日常とは全く違い、我慢することが多かったかもしれません。しかし、この3年間で、健康の大切さを実感するとともに、立場の弱い人を思いやる心を育みました。スマホやパソコンを使って家で勉強するなど、限られた時間で工夫することを覚えました。新たな日常で経験したすべての事実は、一人ひとりにとって、かけがえのないものであり、これからの生き方に何かしらの影響を与えることは間違いないことだと思います。卒業生たちには、杉工での3年間の経験がよい糧となって、未来が開かれ、新たな世界で活躍することを願っています。

 始業式でも話しましたが、杉並工業高校は、4月から杉並工科高校に変わります。皆さんは杉並工業高校に入学して、杉並工科高校を卒業するという事になります。そして、令和6年度入学生からは、機械科、電子科、理工環境科から、IT環境科に変わります。今、世の中はSociety5.0社会と言われ、ITスキルは誰もが持っている当たり前の知識になりつつあります。また、SDGsの実現を目指す上で、環境リテラシーは誰もが身に付けなければならない知識とも言われています。IT環境科の授業は、誰にとっても大切だと言われているITスキルと環境リテラシーを中心に勉強します。皆さんは、これまで通り、機械科、電子科、理工環境科の授業で、専門性の高い知識や技術を学びます。それぞれ扱う教材が違い勉強の仕方も異なりますが、授業の中でITスキルや環境リテラシーに関する知識や技術を学ぶことがあると思います。大切な知識・技術であることを意識して授業に取り組み、しっかりと身に付けてください。将来の可能性が大きく広がると思います。

春休みを有意義に過ごし新年度を迎え、4月7日には元気に登校してください。

4月からも平和な日々が送れることを願っています。