2023/08/07

化学部が「ものづくりコンテスト東京都大会」第3位入賞！

 

8月4日（金）に本校で行われた「高校生ものづくりコンテスト化学分析部門東京都大会」で化学部の2年生が第3位に入賞しました。

 

ものづくりコンテスト化学分析部門は、キレート滴定という機器を使わない分析方法で試料水中のカルシウムとマグネシウムの量をppm単位で正確に求めるという競技です。

2時間半という限られた時間で、各自が調製した溶液を使い、2種類の試料水（検水）の値を求め、報告書を提出します。
限られた時間の中で、正確な器具の操作や指示薬の色の変化の判断、緻密な計算と読みやすい報告書を書かねばなりません。
正確な測定値を求め、分析操作で減点が少なく、早く実験を進められた選手が高得点となります。

 

ホールピペットで試料水（検水）を正確に測りとります。

指示薬を入れて、調製したEDTA溶液をビュレットを使い滴定を行います。
指示薬の色が「赤」→「紫」→「青」と変化します。

溶液を半滴加えて、指示薬が「紫」→「青」に変化したときが終点です。
ここの色の判断と滴定操作が重要です。
ビュレットから、終点の滴定量を読み取り、計算して試料溶液中のカルシウムとマグネシウム量を求めます。

 

成績の上位2名は、8月26日（土）に行われる関東大会への出場権が与えられます。

 

今大会は東京都内の5校（杉並工科、多摩工科、中野工科、科学技術、多摩科学技術）より9名の選手が参加しました。
本校からは、化学部の2年生1名と1年生2名が出場しました。
2年生の選手が第2位と僅差で第3位となり、惜しくも関東大会出場を逃しました。
しかし、総合順位は、第3位から5位までを杉工化学部の選手が独占し、第4位と第5位の選手は奨励賞を頂きました。

審査員の先生からは、特に杉工の生徒の報告書は、他校と比べても抜群に良かったとのお褒めの言葉を頂きました。

 

来年こそは、関東大会出場を目指します！
頑張れ化学部！！