校章

東京都立世田谷泉高等学校 定時制(単位制・昼夜間)

学校からのメッセージ

モニュメントの写真

校長の写真
校長 沖山 栄一

令和6年度 校長挨拶

世田谷泉2.0の完成に向けて

 小中学校で不登校を経験した人、中学校卒業時に進学も就職も選択しなかった人、長期欠席が理由で他の高等学校を中途退学した人、そうした経験をもつ皆さんのためにチャレンジスクールである世田谷泉高校はあります。学力検査もなく調査書の提出も不要という特別な入学者選抜方法、三部制・総合学科・単位制という学校の仕組み、相談や支援の専門家がどんな学校よりも多く配置されていることなど、こうした特色は全て皆さんを応援するためにあります。

 一方で、これまで本校では、入学後に登校が安定しなくなり中途退学する生徒も少なくありませんでした。授業に出席しなければ単位が取得できず、卒業できなくなってしまうからです。しかし、登校できないこと、教室で授業が受けられないことを悩んだり苦しんだりしなくてよいのです。大切なことは、学ぶことです。

 今年度から、全日制・定時制課程の不登校生徒が学習を続けられるように、定められた単位数の範囲でオンラインの遠隔授業や通信教育を活用できる制度が始まることを受けて、世田谷泉高校は生徒の多様な学習ニーズに応える柔軟な学びの実現に向けてこれまで以上に挑戦を続けていきます。

 生徒を支える全ての人とともに生徒が不登校を苦しむ必要がない学校、不登校という概念のない学校(社会)の創造をめざします。いつでも・どこでも・どのようにでも学ぶことができる学校。それが本校のめざしている「世田谷泉2.0」です。