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こんにちは、食品デザイン系列です。
今回は、1年生全員が履修する必修科目「デザイン基礎」の中から、「クラフトデザイン(陶器製作)」の授業をご紹介します。
この授業パートでは、土という素材に触れながら、陶器づくりの基本技法や「使う人を考えたデザイン」について学習しました。

この授業では、陶器作家として活躍されている特別専門講師の先生をお迎えしました。
先生からは、
「まず何のために使う器なのかを考えること」 「どんな人が使うのかを想像すること」 「使いやすさと美しさの両方を意識すること」
の大切さについてご指導いただきました。
食器は単なる入れ物ではありません。
料理をよりおいしそうに見せたり、使う人の生活を豊かにしたりする役割があります。
生徒たちは、制作前の説明を聞きながら、デザインには理由や目的があることを学びました。

いよいよ制作開始です。
まずは粘土に慣れるため、「ひもづくり」という技法を使って作業を行いました。
一見簡単そうに見える作業ですが、均一な太さで長く伸ばすのは意外と難しく、生徒たちは悪戦苦闘しながら取り組んでいました。
粘土の硬さや力加減によって形が変わるため、素材の特性を理解することも重要な学習の一つです。
手を動かしながら、ものづくりの楽しさと難しさの両方を体験することができました。

作ったひも状の粘土を一段ずつ積み重ねながら、湯呑づくりに挑戦しました。
外側は上へ向かって整え、内側は下へなじませながら、ひも同士の隙間を丁寧に埋めていきます。
少しずつ形が見えてくると、生徒たちの表情も真剣そのもの。
同じ作り方でも、一人ひとり形や大きさ、口元の広がり方に個性が現れ、世界に一つだけの作品が完成しました。
この作業を通して、立体の形を考える力や、細かな部分まで丁寧に仕上げる力を身に付けることができました。

形が完成した作品は十分に乾燥させた後、窯で素焼きを行います。
その後、「釉かけ」と呼ばれる作業を行い、作品に釉薬を施しました。
釉薬は陶器の色や質感を決める大切な工程です。
どのような焼き上がりになるのかを想像しながら、一つ一つ丁寧に作業を進めました。
この後、さらに本焼きを行い、いよいよ作品が完成します。
焼き上がった作品を見るのを、生徒たちも今から楽しみにしています。
食品デザイン系列では、デザインを「描くこと」だけでなく、「つくること」も大切にしています。
今回の陶器制作では、使う人を考えながら作品を設計し、実際に形にする経験を通して、デザインの本質に触れることができました。
これからも様々な素材や表現方法に挑戦しながら、食の魅力を伝えるデザイン力を育んでいきます。