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令和2年度 2月

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南多摩トピックまとめ

 

2月24日(水) WWL STEAM教育講座 第2回「Society 5.0 に向けて」(4年生対象)講演会

 本日、4年生の「総合的な探究の時間」に、WWL STEAM教育講座 第2回「Society 5.0 に向けて」講演会を実施しました。この講演会では、東京工科大学 工学部 応用化学科 教授である江頭 靖幸 先生をお招きして、「持続可能(サステイナブル)な Society 5.0 を実現する工学とは」をテーマにお話しいただきました。

 講演では、無限の可能性をもっているように思える未来の社会、 Society 5.0 といえども持続可能(サステイナブル)でなければならないという制限があり、限界もあること。有限な資源、有限な地球のなかで、それでも無限に発展し続ける社会を実現すること。そのために今までの工学も変わらなければならないという視点から、サステイナブル社会を実現する工学と先端技術の役割についてお話しいただきました。さらに、Society 2.0(農耕社会)や Society 3.0(工業社会)からの技術やエネルギー変化の歴史を振り返りながら、Society 5.0 でのあり方も、お話いただきました。

 講演後の質疑応答では、「地球外への移住の可能性」「現在の環境問題への取り組み」など多くの質問が出されました。

 

 

 

 

2月17日(水) 2年生 社会×理科コラボ授業 講演会「川がもたらす災いと恵み」

 本日の1・2時間目、2年生を対象として、国立環境研究所 気候変動適応センター 気候変動影響観測・監視研究室の西廣 淳 室長による講演会を行いました。

 この講演会は、渡良瀬遊水地を共通テーマとして、社会の授業では、足尾鉱毒事件や田中正造の活動など渡良瀬遊水地が誕生したその歴史的な背景を学び、理科の授業では、人間の活動が生態系に与える影響や、渡良瀬遊水地の生物多様性やその保全方法を学んだ上で実施しました。Society5.0が目指す「経済発展と社会的課題の解決を両立させた新たな社会」をどのようにして構築するか、また自身にできることは何かを考えさせることを目的としています。

 講演では、「洪水は悪いことか?」を切り口にお話しいただきました。洪水がもたらすのは水害だけでなく、近隣の土壌を豊かにしたり、撹乱によってそこに住む生物多様性に貢献したりしているという一面もあるという考え方は、生徒たちに非常に新鮮に感じられたようでした。また、西廣先生ご自身の研究の話も交えてお話しいただき、「研究者」という仕事の在り方についても考えることができました。付箋紙を活用した質疑応答コーナーでは、西廣先生の学生時代の話やお金の話、研究分野の話、人と自然の向き合い方など様々なことについて意見交換ができました。

 以下に生徒の感想を紹介します。

  • 「川は動く」という言葉に「はっ」とさせられました。海外の動いている川の様子をみて、本当の川は自由に動いていることを実感した。
  • 人間が自然をコントロールできるという考えを捨てるべきだと思った。
  • 自然環境を守る、戻す、のには長い時間がかかって、すぐ結果がわかるようなものじゃないと考えた。
  • シードバンクについての話を聞き、昔絶滅したような植物の種が埋まっていて掘り起こせば復活するかもしれない!と聞いて、とても驚いた。
  • 生物や世界でどのような取り組みが行われているかなどいろいろな方向から環境のことを知れて良かった。

 

 

 

2月11日(木) 八王子市 高校生によるまちづくり提案発表会 開催

 本日13時から、八王子市役所 主催「高校生によるまちづくり提案発表会」が、本校をオンライン実施のホスト会場として開催されました。

 この提案発表会は、本校と都立八王子北高校、都立八王子東高校、都立翔陽高校の計4校の生徒が「総合的な探究の時間」の学習の成果を発表するもので、今年度から始まりました。今回は、新型コロナウイルス感染症への対策として、八王子市の石森孝志 市長、八王子市教育委員会の安間英潮 教育長が本校に来校され、各学校とはオンラインで結んでの開催となりました。

 各校から2件ずつの発表があり、各発表に対して、長期ビジョン策定に向けて八王子市役所の若手職員で構成されたプロジェクトチーム「八王子未来CAN-VAS」に参加する職員の方々から質疑・コメントがされました。

 本校の生徒は、グローバル問題研究会(通称 GI研)の政策提言チームによる「コミュニティの観点から見る八王子市の在り方 ~2040年に向けて~」と、探究チームonesによる「小学生の学習支援×高校生 2040年の八王子を担う世代のために」という2件の発表をしました。どちらの発表も、八王子の現状分析、データの活用を踏まえて、2040年に向けて八王子をよりよいものにするための提言がなされました。

 提案発表会の最後には、石森市長と安間教育長から、提案内容を高校生自身がぜひ実行して欲しいというご講評を頂戴しました。また、この日、視察で訪問された東京都教育庁指導部高等学校教育指導課の佐藤聖一課長からも激励のお言葉をいただきました。

 提案発表会の後に、4校の生徒を結んでオンライン交流会を実施しました。この交流会は、政策提案発表会とは違い、和やかな雰囲気の中で、各校の様子を紹介し合い、最後は今後の活動について話し合いました。

 今後、さらに探究学習を継続するとともに、4校の生徒による活動をさらに充実させていく予定です。


校長室に石森市長と安間教育長が来校

 
 本校生徒が司会

 
 政策提言チームの発表


onesの発表

 
 八王子未来CAN-VASによるコメント

 
 リラックスした生徒交流会

 

 

2月10日(水) 2年生 講演会「春の一日、綿花を見ながら考える?」

 本日午後、2年生を対象に、一般社団法人M.S.I の理事である稲垣貢哉さんによる講演会を行いました。この講演会は、オーガニックコットンをテーマとして、自然環境を大切にすることの意義を理解すること、さまざまな事業を展開する社会人の姿から、勤労の尊さや意義を理解し、将来の生き方について考えを深めることを目的に実施しました。

 当日は、インドでのオーガニックコットン事業における現地の人々とのやり取り、生徒たちと同じ学齢期の子供たちが働かなければならない現状等、事業に携わる中でのお話を中心にしていただきました。普段、何気なく身に着けている衣服にも、環境等の様々な問題を抱えていることに気付かされ、学びを深めることができました。

 

 

 

2月7日(日) 生徒研究成果合同発表会(TSS)で発表

 本日、都立戸山高等学校主催「第9回生徒研究成果合同発表会(The 9th Toyama Science Symposium)」で、本校5年生の生徒1名がオンラインで口頭発表をしました。この発表会は、全国で理数の研究を行っている高校や海外の学校などが幅広く集まり、生徒の研究成果を発表しあうイベントになります。例年は戸山高校で開催していましたが、本年度はオンラインでの開催となりました。

 今回の発表は、4年生からライフワークプロジェクトで取り組んできた内容について、英語で発表し、英語での質疑応答も経験しました。質疑応答の場面では、英語での内容を理解し、回答を考え、英語で表現することになります。苦労する場面もありましたが、複数の大学の先生からの助言指導も受けることができ、自分自身の研究を深めるきっかけを得ることができました。


発表している様子

 

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