本校では、特色ある教育活動として、フィールドワーク活動を推進しています。「フィールドワーク」についてご紹介します。
世界に向けて“わたし”を発信!
身近な地域に注目すると、そこにはたくさんの“不思議”があることに気づきます。「何だろう?」と考えることから“学び”が始まります。フィールドワークでは、こうした「気づき(課題発見力)」を大切にします。しかし、課題を見つけても、それを探究できなくては意味がありません。「仲間と何度も話し合う。探究に失敗しても別の方法を探る。わからないところは専門家からアドバイスを受ける。」これらの活動を通して、物事を多角的に眺める視点を育てます。つまり、「コミュニケーション力」をもとにした「情報収集力」と「分析力」の育成です。フィールドワーク活動では、このような基礎的スキルの習得を目指します。
前期課程では、1年生での地域学習をスタートとして、2年生で〈モノ〉を素材とした調査研究、3年生で科学的な検証活動を行います。異なる分野に取り組むことで自己の興味や特性を深く知ることができます。
後期課程は前期課程の経験を生かし、個人あるいはグループで課題を設定し、担当の先生といっしょに時間をかけて一つの論文を完成させます。「客観性のある論にするにはどうればよいか。」「自論を効果的に伝える方法は何か。」 こうした追究を行い、「批判的思考(Critical Thinking)」や「創造的思考(Creative Thinking)」を身に付けます。
5年間の流れ
学年 |
テーマ |
主な内容 |
表現形態 |
1年 |
地域探訪 |
趣旨説明 → 素材探し → テーマ検討 → 地域調査 → 分析・考察 → まとめ → 発表会 |
ポスターセッション |
2年 |
〈モノ〉語り |
人間の創意工夫がつまった〈モノ〉に注目し、〈モノ〉にまつわる歴史をひもとく。
最新の技術を競う〈モノ〉作りや伝統工芸を取材、探究する。 |
本(冊子) |
3年 |
科学的検証活動 |
仮説検証実験に取り組み、科学的な考え方を学ぶ。 |
プレゼンテーション |
4・5年 |
自己課題探究
ライフワーク
プロジェクト |
4年 担当の先生と15名程度の生徒でグループをつくって行う探究活動
5年 論文執筆 |
論文 |

モノ語り(2年)
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南多摩論集(5年)
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成果の発表
これらのフィールドワーク活動での探究の成果は、年に1回開催される「成果発表会」で発表します。詳細は
こちらを御参照ください。
本校図書館からのお知らせ
本校の図書館司書が作成した「探究学習で利用すると便利なウェブサイト集」は
こちらになります。是非、御活用ください。