2月6日(火)
『 剣 道 』
過酷なスポーツとは・・・
ラグビー?サッカー?
マラソン?ボクシングetc...
過酷ではないスポーツなんて
ないような気が・・・。
日本の伝統的なスポーツ
と、言えば…
相撲、柔道、空手etc...
いろいろありますが
今回は
剣 道
何のスポーツでも
そのスポーツを体験してみないと
そのスポーツの良さや本当の楽しさを
実感できないと思います。
また、同時に、
大変さも分からないと思います。
まず、剣道の防具...
約5kg
重いものは10kg程度になることも...
自分の身体に
約5kgの重りをつけて
動き回るスポーツは
他になかなかないと思います。
実際に防具をつけ
「面」を装着すると
重量感と共に視界の悪さと
圧迫感、呼吸のしづらさに
慣れるまで時間を要することが
実感できると思います。
また、今の季節・・・
とにかく、足が冷えます。
そして、夏は
暑い。
30℃の気温を超えてくると
防具をつけている体感温度は
40℃になることも...
これだけでも過酷ですが、
実際に剣道を体験していただければ
理解できると思います…
防具をつけているので
痛みはないイメージを
よく持たれがちですが…
打撃の衝撃の大きさと
防具から少しでも
竹刀がずれた場合を
想像してみてください。
と、剣道について
過酷な部分を
簡単ではありましたが
ご紹介させていただきました。
しかし、もちろん剣道にも
魅力的
なところが数多くあります。
剣道は
江戸時代後期に発達した
防具着用の竹刀稽古を
直接の起源としています。
日本で生まれたスポーツであり
「 武 道 」
のため、
人格を磨き、道徳心を高め、
礼節を尊重する態度を養う。
そのため、他のスポーツと
明らかに異なる一面があります。
それが何か分かりますか?
答えは・・・
ガッツポーズが禁じられている。
実際に、剣道でガッツポーズを取り
一本が取り消された試合があります。
多くのスポーツ選手たちは試合に挑み、
勝利した喜びをガッツポーズで表現する。
その姿は、感動を呼び、観ている私たちも
喜び、抱き合ったりします。
しかし、
剣道はよくスポーツではなく、
武道である
と、言われております。
「礼に始まり、礼に終わる」
一見、竹刀で打ちあうため、
乱暴で野蛮なものだと思う人も
中にはいるかもしれませんが、
礼節を重んじているため、
相手に対して非礼な態度をとることは
禁止事項とされています。
だから、当然のように、
木の棒(竹刀)を持っていても
暴力的な殴り合いの喧嘩
にはならないのです。
相手がいて、試合ができる。
戦う相手がいるから、技や一本がある。
自分と同じ気持ちで稽古してきた
相手に対する尊敬の心 と、
互いに力を出し切って戦った相手への
感謝の気持ち を忘れてはならない。
剣道をやり続けていくことで
心身共に鍛錬され、
人間形成されていく。
剣道の最大の魅力は
まさにここにあるのではないか
と、思います。
長くなりましたが、
最後に、剣道の世界でよく耳にする
「 交 剣 知 愛 」
「剣を交えて"おしむ"を知る」
剣道を通じて互いに理解しあい
人間的な向上をはかることを
教えたことばである。
愛はおしむ(惜別)、大切にして手離さない
ということを意味しており、
あの人とはもう一度稽古や
試合をしてみたいという気持ちになること、
また、そうした気分になれるように
稽古や試合をしなさい
という教えを説いたことば。
剣道に限らず、勝負は厳しいものである。
その勝負を通じて自分の心を高めていく。
「勝負」 、それは勝っても負けても
意味がある。
しかし、自分の心だけが高まってたとしても、
それは半分以下の価値しかない。
相手と共に高まってこそ勝負の価値がある。
一期一会の心境を与えてくれる
よき相手に恵まれたことに感謝し、
やがて汝の敵を愛せよ、
という所に行き着く。
「剣を交えて愛を知る」
練習、試合後は和やかな素敵な表情。
ちなみに・・・
私見ですが、
過酷で大変な思いをすればするほど
何かを成し遂げた時の達成感
勝利したの喜びは
比例して
経験した人にしかわからない
人生の宝物の一つに
なると思います。
みなさん
剣 道
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