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2024年4月27日(土)、公益財団法人トトロのふるさと基金の方の案内で、映画の舞台のモデルの一つになったといわれる狭山丘陵にあるトトロの森の保全活動を兼ねたスタディツアーを行いました。
今回はトトロの森54号地に入り、竹林から伸びる竹を伐採したり、タケノコ掘りをしたりしました。竹は春に物凄い勢いで伸びるため、人が利用・活用しやすい森にしていくためにボランティアの方々と協力して定期的に整備を行います。今回は中等2～5年生21名と大人たちで作業を行いました。背丈を超える若い竹をへし折ったり、土から出てきた地下茎部分を見つけ鍬で掘りました。苦労しながらも100本近くの若竹を取り除き、そのうち半分近くの採れたてタケノコをご厚意で譲っていただき、生徒たちは大喜びでカバンに詰めていました。
その後は狭山湖まで歩き、壮大な景色を楽しみながら湖畔で昼食。午後はトトロの森をスタッフの方に案内していただきながらクロスケの家に行きました。ここでは昨年度同様、映画さながらの昔ながらの囲炉裏や縁側がある日本家屋の中で、トトロの森を守る活動についての話を聞かせていただきました。多くの方からの支援で土地を取得し、里山の景観や豊かな生き物の居場所を守る活動では、ボランティアの方々と協力しながら森を維持されていました。また、クロスケの家の敷地にある蔵や茶工場も見学しました。
頂いたタケノコは米ぬかで湯がき、タケノコご飯や煮物にして美味しく頂きました。
参加者の感想（一部）
・竹林は竹が多く、少し暗めでしたがたけのこも多くて探すのが楽しかったです。植物の名前などを紹介しながら歩いてくれたのでとても勉強になりました。友達と歩きながら「この植物はなんだろう？」という会話をしていたので、自然に対して興味を持つきっかけにもなりました。
・電車で1 時間ちょっとで行ける場所にあんなにも自然豊かな場所があったことに驚きました。また、たけのこは少ししかなく見つけるのも一苦労だと思っていましたが意外にも沢山あり、面白かったです。
・初めて実際に生えているたけのこを見ることができ、希少な植物も見れてよかったです。狭山湖岬では、原っぱにあった葉緑体のない植物が気になりました。初めて参加できて、すごい楽しかったです！
・のびたタケノコを折って切り口の瑞々しさを堪能したり、皮を触り倒したりして楽しんでいた。思ったよりタケノコの数が多く、管理するのは大変そうだと思う。これだけ竹がたくさんあるのに使わないのは勿体無いと思ったので、自分には何ができそうか考えてみたい。
・It was a great experience visiting the bamboo forest. Actually, harvesting bamboo shoots is something I've always wanted to do. Harvesting bamboo shoots each year prevents the forest from becoming too crowded, since bamboo grows very quickly. It's beneficial for nature and for us, too!
・一見普通の森も色々な人の努力と思いの上で成り立っていることを実感しました。地域開発だけがこの地域のためになる、発展すればそれでいい、という考えではなくこのような街の発展の仕方もしっかり残していくべき大事なものだなと思いました。
・特に印象深かったのは井戸です。私はなんだかんだ初めて井戸で水を汲み上げました。今は水道をひねれば出てくる水が昔はこんなに力を入れなくてはいけなかったこと初めて知りました。今後はこの便利な生活に感謝しながら生きていきたいです。
・クロスケの家や蔵の中の作りがいまの家とかの作りとは全然違うし釘なども使わず解体したり組み立てたりすることができるのがすごいなと思った。解体して新しいとこに運べたりするのはいちいち倒してまた作り直すときに使う木材とかが必要ではないから、環境にいいのかなと思った。
・土地を買っているので簡単に森を整備するのをやめることが出来ないという話があった。森を整備し残すためには、今の活動を受け継ぐ人達がいなければならないと思った。また、広めていくことも大切だと思った。
