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フランス研修の成果発表を行いました

【フランス派遣研修の成果報告会】









本日、2学期終業式にて、11月にパリ研修に参加した4名の生徒の発表会を行いました。

高島高校の4名の生徒は、東京都教育委員会主催の「多文化共生研修(パリコース)」に参加しました。「多文化共生」というのは、ジェンダーの違いや障がいや人種を超えて様々な文化を持つ人々が一緒に暮らすという意味です。今回の海外研修(パリコース)には、聾学校や盲学校を含む都立学校13校から約50名の生徒が参加しました。パリは、セーヌ川が街の真ん中に流れていて、第2次世界大戦で砲撃を免れたために、134年前に建てられたエッフェル塔もその一つですが、100年前と変わらない建物が立ち並ぶ美しい街です。

11月13日(火)
〇早朝羽田空港を出発して14時間余り飛行し、同日夕暮れのパリに着きホテルにチェックインしました。

11月14日(水)
〇午前中は、フランスのオリンピック選手の強化施設を訪問。来年はパリ・オリンピック・パラリンピックが開かれます。開催都市の東京→パリ繋がりで、私たちは東京都の派遣する団体でしたので、「特別に」普通外国人などが立ち入れない施設を見学させていただき、フランス人担当者のお話(日本語通訳あり)を聴き、施設内を案内していただきました。体操選手が平均台や鉄棒の練習をしていたり、陸上選手が計測器を身体につけて走っていたりするのを見学することができ、柔道場には加納治五郎の大きな肖像写真が壁に飾ってありました。
〇午後は、現地のケ・ブランリ美術館で世界のエスニック文化の展示をフランス人学芸員のガイド付き(日本語通訳あり)で体験しました。

11月15日(木)
〇朝は5時から4人で浴衣に着替えてホテルで朝食をとり、現地時間午前7時15分(日本時間午後3時15分)に高島高校とオンラインで結んでTEAMSミーティングをしました。そして浴衣のままバスに乗り込み、午前中ミケランジェ小学校で、フランス人小学生の日本文化体験イベントです。高島生徒は「折り紙」の体験ブースを作り大盛況、身振り手振りで奮闘しフランスの小学生と交流しました。
〇午後は、パリ国際大学都市の「日本館」へ行き、日本から準備していったプレゼンテーションを行いました。研修参加校の生徒は、日本とフランスの文化や習慣や考えの違いに関するそれぞれのプレゼンのテーマを決めて、何か月も前から周到に準備して発表に臨みました。高島高校は、「多文化共生研修」に相応しく、フランスの「多文化共生社会」と日本の未来について考える題材を選びました。題は「フランスにおける多文化共生~日本社会を考える~」です。4人とも準備も本番も、本当に頑張りました。

11月16日(金)
〇午前中は、現地のラ・フォンテーヌ小中高一貫校を訪問し、パラスポーツであるボッチャという球を転がす競技や、目隠しをしてやるブラインド・サッカーで交流。ここで、研究テーマの調査のためのインタビューも行い、研究テーマに関する移民問題の難しいアンケートをフランス人の生徒に行いました。また、学校の授業にも参加させていただき現地生徒と交流しました。
〇昼食をとって、午後にやっとエッフェル塔の見える場所でバスを降ろしてもらえてやっと記念撮影。お土産を買うために一度スーパーマーケットでバスから降ろしてもらいましたが、3日間、「観光」は全くありませんでした。そのまま現地の空港へ。また14時間飛行機に乗って、日本に翌17日土曜日の夜遅く帰ってきました。

パリにいたのはたったの2日半の強行スケジュールでしたが、高島の4人の生徒はいろいろなことを次から次へと体験し、多くを感じた時間だったと思います。また、研究テーマに関しては、実際に見た現地の街の様子や、交流先の子どもたちや先生方、普通にフランス語を話して働いていたりする外国人の人々を見て多文化共生を感じ、日本社会との違いも肌で感じてきたものと思います。
今回フランスへ送られたのはたったの4人でしたが、本日、2学期の終業式において体育館でプレゼンテーションの場を持ち、全校生徒に、研修に参加した生徒の学びをシェアしてもらいました。これを小さなきっかけとして、高島の生徒の異文化や外国語学習への興味が深まるといいと思っています。
(引率教員より)
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