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《上村 肇 学校長からのメッセージ》
説得力ある文章を書くために
入試で論述問題が出題されることがあります。もちろん何か書いてあれば点数になるというものではありません。採点者が納得して得点を与えるためには、求められている内容が書かれていることとともに、どうしてそうなったのかということがきちんと書かれていることも必要です。 そうなると、解答する側には「論理」が身についていなければなりません。根拠をもとに推論して正しい結論に至ること、必要条件や十分条件を正しく反映することなどができなければなりません。 これらがはっきりと出てくるのは数学ですが、文系の学問でも論理は必要です。たとえば、哲学は論理が大切であることは言うまでないでしょう。それぞれの学問分野では、具体的な内容について論理的な検討が行われます。多くの科目を学ぶことで論理について鍛えられることになります。 論理的な文章が必要であることは入試で終わりません。仕事で使う文章では、相手にごまかしているな、という印象を持たれたら信用を得られません。美辞麗句をつらねるだけではダメで、骨格となる論理がしっかりしていることが必要なのです。 もうひとつ大切なことがあります。それは、論理的な本をたくさん読んでいることです。文章には様々な要素があります。文章が全体として安定した感じを与えるためには、そうしたことが踏まえられていることが必要です。論理は正しいけれども、どこかぎこちない、ということでは説得力が弱まります。たとえば語彙が豊富であることは大切な要素なのです。 文章を書くことが苦手だということについて、多くの先生が、本を読んでいないからではないかと話されています。 説得力ある文章を書くためには、論理性を高めること、たくさんの本を読んでいること、この2つに取り組むことが大切です。このことは一朝一夕にできることではありません。逆に言えば、説得力ある文章が書ける人は、まぐれ当たりの人に逆転されることはないということです。 |
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2月1日(木)
推薦入試の合格発表がありました。男子17名、女子47名、合計64名が合格しました。3.4倍を超える倍率で、残念な思いをした受験生も多かったと思いますが、一般入試に向けて頑張ってください |
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掲示板の前の様子です
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合格者は、合格通知書の交付を受け、入学確約書を提出します | ![]() |
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校長先生もお出迎え |
最後は制服・体操着の採寸です |
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皆既月食1月31日(水) 東京では2015年4月以来、約3年ぶりとなる皆既月食が観察されました。
本校天文部の部長さんから、写真の提供があり、載せさせていただきました。 赤銅色の満月が見事です。 |