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平成28年度  今週の七高 第19号 ( 8/26・通算368号)

平成28年度   「今週の七高」第 19 号( 8/26・通算368号)

 

28. 8. 26. 更新

 

「七高」とは墨田川高等学校の前身です。詳しくは墨田川高校の歴史へ。

 

 

《上村 肇 学校長からのメッセージ》

水害を忘れない

 台風9号は、首都圏に大きな被害をもたらしました。
 墨田川高校のある場所では、防災というと、関東大震災や東京大空襲の記憶から、まず防火のことを考えます。しかし、地域の歴史を振り返ると、水防ということも忘れてはなりません。
 1910年(明治43年)8月に大きな水害があった後、荒川放水路(現在は荒川の本流になっています)が建設されました。東武線の線路が鐘ヶ淵駅の北で堤防に沿っているところがありますが、この工事のときに今の場所に移設されたものです。
 8月25日(木)の朝刊に、墨田、江東、足立、葛飾、江戸川の5区が、大規模水害時の「広域避難」を連携して実施するための対応方針を決めたという記事が掲載されていました。
 この5つの区には多くの生徒諸君が住んでいます。行政の施策などを知るとともに、自分自身や家族の生命を守るためにどのようにしたらいいか、考えてみてください。

 

 

    

夏の終わり
 
 夏休みも残りわずかとなりました。校内では今週末から9月初頭にある模試や校内テストのために勉強に励む生徒たちの姿が目立つようになりました。

 
生徒会室にて   
  

図書室にて
文化祭準備
 
 本校の文化祭「七高祭」が9月10日(土)~11日(日)に開催されます。文化系の部活は当日に向けて追い込みの時期です。
 

物理化学部
葉脈のしおりの作成中。

フォークソング部
 
 

美術部
展示作品製作中。後ろの怪しげな彫刻像は…?

    
天文部
プラネタリウム製作中
落葉
 
 校庭のソメイヨシノの落葉が始まりました。空の色も盛夏のころとは違い澄み切ってきました。まだまだ暑い日が続いておりますが、秋はもうすぐです。

地蔵坂門前のソメイヨシノ
蝸牛庵跡地を訪ねる
 
 本校校歌が作家の幸田露伴が作詞したものであることをみなさんはご存じでしょうか。
 本校近くに住居「蝸牛庵」を構えていた幸田露伴のもとに本校の初代校長がお三度参りをし、露伴がその熱意に心打たれて筆を執り作詞したと伝えられています。
 生徒昇降口前に露伴直筆の歌詞を彫った校歌碑があります

 幸田露伴邸の跡地は墨田区立露伴児童公園となってています。
 幸田露伴は自らが住んだ家の数々を「蝸牛庵(かぎゅうあん)」と呼びました。若いころから転居続きだった自分を、殻を背負って歩く蝸牛(かたつむり)に喩えたのが由来です。

 この東向島の蝸牛庵に露伴は1897年(明治30年)から十数年間過ごしました。しかし、関東大震災により水が濁ったため、この家を後にします。この場所にあった蝸牛庵は現在、愛知県犬山市の博物館明治村に移設されています。

 写真の左下に蝸牛(かたつむり)のオブジェを見ることができます。

 

 

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