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平成27年度  今週の七高 第 46 号 (通算 344 号) 

平成27年度   「今週の七高」第 46 号(通算 344 号)

 

28. 2. 25.更新

 

「七高」とは墨田川高等学校の前身です。詳しくは墨田川高校の歴史へ。

 

 

《上村 肇 学校長からのメッセージ》

 

世界の捉え方が変わる

 

 1年次生の「生物基礎」の授業で、生態系について学習していました。森林の階層構造の内容では、縦軸に「地表からの高さ(m)」、横軸に「明るさ(樹木にさえぎられていない場所の明るさに対する相対値)(%)」をとったグラフが出てきました。横軸に対数を使うと、右上がりの直線状のグラフになります。何か不思議な関係が潜んでいるようです。

 単位制の墨田川高校では、すでに「数学1」の単位認定を終え、1年次生は「数学2」を学びはじめています。先日の授業では指数関数を学習していました。

 この「生物基礎」の授業では、生徒の学習の状況に配慮して、横軸を均等に示したグラフも同時に提示されました。数学をもう少し学習していくと、横軸に対数を使ったグラフもよく理解できるようになっていくはずです。

 数字を扱う学習では、大小関係や比例・反比例から進んで、指数、対数、微分、積分などが使えるようになると、世界の捉え方が変わってくるはずです。

 

   

  

 

「学力検査に基づく選抜」

 

 2月24日(水)に「学力に基づく選抜を行いました。冷たい風の吹く寒い朝でしたが8時前から受検生が集合し始め、緊張しながらも元気に会場へ入っていきました。

5教科の試験が終わった後はホッと一息つけたことでしょう。

発表まで、もうしばらく緊張が続きますね。

生物演習1

「ウニ幼生飼育」

 

 2年次生の生物演習1の授業でウニの飼育をしています。試験管のような容器に海水と幼生を3匹入れて飼育します。エサやりはもちろん。成長には15~20度が適温なので暖房が効きすぎた場所に置けません。時々、優しく傾けて生育に必要な流水を再現してあげるなどの世話も必要です。水を取り換える時は大きくても1ミリ程度の幼生が流れていかないように気を付ける。そして、元気にしているか顕微鏡で観察する。

 廊下に準備された道具を使って生徒は自分の子どものようにウニの成長を見守っています。「大きくなってね!」

 

 

「生物室のバックヤード」には・・・

動物園や水族館には展示していない動物を飼育するバックヤードという場所があります。墨田川高校の生物室の奥の方には…実はヒダサンショウウオが住んでいます。

これはヒダサンショウウオが越冬と産卵のために水に入り、また陸へ戻っていく様子を観察するためです。生まれ故郷の沢の水の温度で飼育するには教室は暖かすぎます。そこで、冷蔵庫のような涼しいところで飼育されているのです。お腹の薄い皮膚を通して卵が入っているのが見えます。産卵が終わったら卵と一緒に故郷の自然へ連れて帰ってあげます。

命の大切さを感じさせられます。

「七高の庭」

 

 中庭の植え込みのなかにポツリポツリと黄色い小さな実が見えました。まだ細い幹ですが金柑の実があちこちになっていました。細い枝が重たそうに見えるくらい、ぷっくりとふくれています。寒い日が続いていますが、金柑の旬は冬の1月中旬から3月上旬。今がおいしい時期です。

 中学生も高校生も入試で厳しい時ですが、寒い中の金柑のように努力が実ってほしいと願っています。

「春一番!学校見学会」開催します!

 3月26日(土)午前10時から開催です。

詳細は来週更新の「今週の七高」に掲載する予定です。お見逃しなく!

 

 

 

 

 

 

 

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