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日本天文学会ジュニアセッション_発表

更新 2021年3月24日
東京都立墨田川高等学校天文部

題名  ふたご座流星群の眼視観測

1,観測方法
2020年12月12日から13日にかけて、眼視観測にてグループ計数観測
をおこなった。各方角1人ずつ計4人と記録者1人が2時間交代で眼
視観測を用いて出現時間、群流星と散在流星の区別、出現場所を星座
で記録した。

2,目的
・好条件下で三大流星群の一つであるふたご座流星群を観測するため
(観測日は新月に近く深夜に月が昇らなかった)
・観測経験が浅い人を含め一年生の流星観測をする機会を設けるため
・普段の観測地である東京都内では一等星から二等星ほどの等級に位
 置する星しか観測できないので、より等級が低い星を観測する経験
 を得るため




写真↑ 普段の観測地(本校屋上)からの夜空




写真↑ 流星眼視観測地からの夜空

3,観測
・はじめは雲量10で観測不能の状態が続いた。その時にパソコンや
 カメラの準備ができていればよい正確な観測ができたかもしれない。
・観測者の担当する区域を方角ではなく星座で認識していたため、
 時間が経つにつれてどんどん観測方向がずれていった。
・東京では一等から二等星ほどの明るさの星しか観測できないので
 三等級以下の正確な明るさを判断できなかった。

4,結果
・観測結果より観測日におけるふたご座流星群のピークは25時40分
 から26時40分であった。
・観測結果のグラフが波状になり一時間周期の増減が確認できた。
・最微光星のデータをとれなかったので、流星数を補正する作業とし
 て必要な、理想的な空の条件での出現数(CHR)や天頂出現数(ZHR)
 を算出できなかった。そのため他団体とのデータ比較ができず課題
 が残った。

下のグラフは観測した全流星数、群流星数を1時間ごとに記録したも
のである。↓




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