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東京都立杉並工科高等学校

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2022/07/20 お知らせ

全国初の「プラスチック油化システム」が始動しました!! 2

 

 理工環境科 

 

プラスチック油化システムの課題研究(こちらの記事)の続きです。
まず、前回洗浄したペットボトルのキャップを計量し、500gはかり取ります。

20220720_プラスチック油化システム1

 

はかり取ったキャップを油化装置の中に入れます。

20220720_プラスチック油化システム2

20220720_プラスチック油化システム3

 

冷却用の水槽に水を入れます。

20220720_プラスチック油化システム4

 

タッチパネルを操作して、油化装置を運転します。

20220720_プラスチック油化システム5

20220720_プラスチック油化システム6

 

ブラスチックが加熱により溶けて液体となり、さらに気体となると管を通って水槽へ移動します。
水槽で冷えた気体は、液体となり水槽の水の上に浮きます。

20220720_プラスチック油化システム7-8

左の写真では、水槽の管の先から、気体が発生していることが確認できます。
右の写真では、黄色いオイルが水槽の上にたまってきていることが分かります。

 

ある程度オイルがたまったところで、運転を停止し再生したオイルを取り出します。

20220720_プラスチック油化システム9

 

再生オイルの重さをはかると395.80gでした。
500gのペットボトルキャップから、再生オイルを約400g作ることができました。
(油化率は、約79.2%です。)

20220720_プラスチック油化システム10

 

次回は、再生したオイルをガスクロマトグラフィーで分析した結果を報告いたします。


つづく・・・。