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2022/07/04 学校行事
連携授業と出前授業
7月2日(土)は杉並区立三谷小学校との連携授業、杉並区立井草中学校への出前授業がありました。
三谷小連携授業は、杉工の先生が三谷小に出向いて5年生に授業をし、6年生には杉工でものづくり体験授業を受けてもらいました。
まずは、6年生のものづくり体験。
- 音の変わる笛を作ろう♪(機械科の内容)
- デジタル時計を作ろう(電子科の内容)
- モザイクキャンドル製作(理工環境科の内容)
の3班に分かれての授業でした。
「音の変わる笛を作ろう♪」
2種類の金属棒を削ったり磨いたりして、筒をずらすと音階が変わる笛を作ってもらいました。
初めて触る機械の前で、皆さん、真剣に取り組んでいました。
三谷小の図工でホワイトボードを作っているそうで、その加工との違いを感じた生徒さんも多かったようです。
「デジタル時計を作ろう」
基板に部品を差し込んだ後、マイコンにプログラムを書き込んで、LEDを光らせたり音楽を鳴らしたり。
プログラムが正常に動作して部品が光ったりするたびに、
「おおー、動いた!」
という声が上がっていました。
また、友達同士で教え合う様子も見られました。
「モザイクキャンドル製作」
紙コップに好きな色のキューブを入れ、そこにろうを流し込んでキャンドルを作ってもらいました。
作業の合間に、ろうそくが燃え続ける理由などの説明もあり、楽しみながら学んでもらえたと思います。
次いで、5年生の出前授業。
「音と電子回路の世界」をテーマに、各クラス1時間ずつ授業させてもらいました。
- 音は空気の振動であること
- 音は波形として可視化できること
- 音の高さなどが変わると波形も変わること
- 実は電気も音と同じ波であること
などを、電子ピアノを用いて説明しました。
普段の生活では、音がどうやって鳴るのか、音と電気との関係などを意識することは少ないと思います。
この授業を通じて、電気をもっと身近に感じてもらえるようになったでしょうか。
井草中では、「電球の種類」について1時間授業をさせていただきました。
生活していくうえで欠かせない照明器具。
市販されている電球にはいくつかの種類があり、その特徴によって電気代が変化したりします。
授業を受けられた方には、電気屋さんに行ったとき、この授業の内容を思い出してもらえればと思います。
毎日の生活の中に『工業』は深くかかわっています。
この日の授業が、
「不思議だな」
「面白いな」
「あの製品はどうやって動いているのかな?」
など、興味を持ってもらえるきっかけになったら嬉しいです。