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東京都立杉並工科高等学校

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2022/04/07 校長便り

校長便り 20220407

 4月7日(木)晴天 本日、60期生の入学式を行いました。交通機関の乱れから定刻を30分遅らせての開式となりましたが、穏やかな天気のもと、保護者の方にも参列していただき、良き門出の日を迎えることができました。

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式 辞

木々が芽吹き、春を感じさせる今日の佳き日、ここに、保護者の皆様のご列席のもと、令和四年度第六十回入学式を挙行できますことは、本校にとりましても、この上ない喜びとするところでございます。

ただいま、七十八名の新入生の入学を許可いたしました。入学した生徒の皆さん、入学おめでとうございます。私たち都立杉並工業高等学校教職員一同は、心から皆さんを歓迎いたします。

皆さんをお迎えした杉並工業高校は、創立六十年目を迎える地域とともに発展してきた高等学校です。機械科、電子科、理工環境科の三科を設置し、「学ぶ・創る・考える未来のスペシャリストを目指して」「ものづくりの心を持って将来を切り拓く無限なる可能性」をスローガンとして掲げ、特色ある教育を行い、実に半世紀以上にわたって、産業界で活躍する卒業生を多数送り出してきました。

皆さんは、これまでの卒業生と同様に、杉並工業高校三年間で、テクノロジーの基礎を学び、ものづくりの心を磨きます。将来は、本校で学んだ知識と技術、心をもって、人々が安心して幸せに暮らすための「もの」を作り出す技術者として、日本の未来を背負っていくことになります。

新型コロナウイルスの猛威はまだ続きます。世界は、これまで、このような未知なるウイルスや地震災害など自然の脅威に、何度もさらされてきました。しかしそのたびに人類は、テクノロジーを駆使して災害を乗り越えてきた歴史があります。これからの未来にあっても、自然の猛威にさらされたとき、その時には、皆さんの知恵と技術が結集され、災害を乗り越えていくことができると思います。

三年間、勉学に学校行事に部活動に励んでください。自分を鍛え磨き、能力を伸ばし可能性を拡げてください。そして、未来の社会を支える技術者として、日本を背負っていく人材として成長することを期待しています。

最後に、皆さんは、これまでの人生において様々な出来事を、多くの方に支えられて乗り越えてきました。支え育ててくれたご家族の方や、中学校の先生、友達、全ての方々へ、感謝の気持ちを示して欲しいと思います。

そして、これからも、つらい事や苦しい事があるかもしれません。その時、力となってくれるのはやはり家族や友人、先生です。家族や友人、先生の存在があれば、どんな困難ことでも乗り越えられます。

皆さんが、杉並工業高校の三年間で、たくさんの心許せる友達や信頼できる先生と出会えることを祈念しています。

       令和四年四月七日   東京都立杉並工業高等学校長 高野 学