東京都立杉並工業高等学校

  

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2021/07/20 校長便り

校長便り 20210720

7月20日(火)、2021年度1学期終業式を迎えました。新型コロナウイルスの影響が残り、日本の各地で自然災害による大きな被害が出ている中で、無事に1学期を終えることができたことに深く感謝いたします。終業式は新型コロナウイルス感染防止の観点から放送で行い、校長から生徒達に以下の内容で講話を行いました。

 

 記録的な豪雨により各地で甚大な被害が広がっています。静岡県熱海市で起きた土石流では、多くの人命を失いました。亡くなられた方々へのご冥福をお祈りするととともに、今もなお避難所の生活を余儀なくされている方々や復旧作業に携わる方々が、一日も早く日常の生活を取り戻せることを、皆さんとともに願いたいと思います。

 コロナ禍が続く中での終業式となりました。少しずつ日常を取り戻しつつありますが、感染者の数を知るとまだまだ感染防止について気を緩めることができません。皆さん一人一人の行動が問われます。明日から長期休業に入りますが、これまで通り自分をそして周りの人を思いやる行動をしてほしいと思います。

 いよいよオリンピックの開会式が数日後に迫ってきました。今日はバスケットボールプレーヤーの八村塁の話をします。彼は小学校までは野球少年で、バスケットは中学から始めました。友達の多くは小学校からバスケットを続けていたため、ルールも知らない八村少年は、当初は周りの友達に比べ、明らかに力が劣り、できないことが多く、何度も辞めたいと思ったことがあったそうです。それでも、その時のコーチは、うまくできなくてへこたれている八村少年に「君はNBAプレーヤーになる」「絶対、君はNBAプレーヤーになるからバスケットを辞めずに続けよう」と繰返し、繰返し言われ続けたそうです。言われ続けている間に、少しずつ体も大きくなり、できることも増えてきて、いつの間にか、自分から「NBAプレーヤー」という言葉を口ずさむようになり、ついには、本気でNBAプレーヤーになれると思い込むようになったそうです。それからも、コーチからは「絶対、君はNBAプレーヤーになる」と言われ続け、彼自身は常にNBAで活躍する自分の姿をイメージしながら練習し、高校、大学と進み、その後文字通り夢物語を実現させました。

 この八村選手のエピソードは、「夢は人を成長させる。」「夢は人を努力に導く。」そして「言葉が夢を実現させる」ことを、教えてくれていると思います。皆さんにも、それぞれに夢や目標があると思います。八村選手のように夢を持ち続け、それを言葉にすることで、実現に近づけてほしいと思います。明日から夏休みが始まります。夏休みは夢や目標に向けて、やりたいこと、やるべきことに集中して取り組める時です。部活動に熱中するのもいいし、とことん勉強することも大切です、趣味に没頭するのも良いと思います。いずれにしても、夢や目標に向け、一つのことに集中し努力する経験はとても大切です。たとえ夢が実現しなくても無駄になることはけっしてありません。努力の過程で知らなかった世界が見えてきたり、自らの新たな能力や可能性を発見したりすることはよくあることです。特に3年生。就職の場合、9月16日から入社選考が始まります。将来の夢を描き、卒業後の目標を実現するため、人生でこんなに努力したことがないと思えるほど集中し進路活動に臨むことを期待しています。

9月1日の始業式では、夢の実現に向けて一歩踏み出した笑顔の皆さんに会えることを楽しみにしています。

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