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進路部・第1学年主催「キャリアガイダンス」

進路部・第1学年主催「キャリアガイダンス」参加生徒感想

令和2年2月12日(水)、14時5分から15時55分(6,7限)にかけ、社会の様々な分野で活躍される
16名の卒業生諸氏にご参加いただき、第1学年の生徒を対象にキャリアガイダンスが実施され
た。受験や大学生活、また、その後の人生における貴重な経験をお話しいただき、1年生にと
って、進路の可能性や、社会で必要とされる能力、今できることなどを考える良い機会となっ
た。生徒は、6,7限に各々1講座、計2講座を受講した。先輩諸氏のお話に耳を傾け、皆がどの
ように感じたのか、以下にその声を紹介したい。
 
講師の皆様
講師の皆様




講義1 国際機関 T.S.氏
「国際会議でのお作法」
国連で実際に働いていらっしゃる方からお話を伺えて大変有意義な時間となった。国際機関に
あっては、ビジネストークだけでなくソーシャルトークも大切だということ、これまでは、就
職といえば、入るまでのことしか考えていなかったけれど、その先まで見つめて準備しなけれ
ばならないことに気づかされた。英語はゆっくりはっきり話すことが大切で、第2外国語も習
得の必要があることも分かった。明確な目標をもって、国際社会で役に立つ人材となれるよう
努力していきたい。

講義2 国際舞台 佐野良雄氏
「グローバルに生きる、グローバルで仕事をする」
三井物産に勤め、任地(大陸)が変わるたびに仕事の内容が変わり、その都度、柔軟に対応され
てきた事に感銘を覚えた。オックスフォードでの留学期間中は、1対1のディスカッション形式
の授業で鍛えられたというお話にも、改めて留学の意義について考えさせられた。これまで64
か国を訪れ、商社マンとして活躍されたことが今日の名古屋大学グローバル人材育成プログラ
ムにおける教授への道につながったというのも、うなずける。「自国の文化を深く理解するこ
とが、グローバル人材につながる」という言葉を大切に、日本人として誇りをもって、国際社
会に出ていきたい。

講義3 法曹 酒井邦彦氏
「法律家になって社会を良くしませんか!」
コロナウィルスとカルロス・ゴーンという最近のニュースを例に引いて、法整備の大切さを解
説後、ご自分の経歴に沿って、将来に展望のなかった高校時代、東大法学部を経て記念受験し
た司法試験に合格したこと、検事時代の捜査紹介(金丸信の検挙、山口組への対応等)、海外留
学、国際機関で東南アジア諸国の法整備の支援を行ったこと、東大法科大学院で教鞭をとって
いること、ホンダで役員としてご意見番を務めていること等、検事、弁護士でありながら多岐
にわたる分野でのご活躍の様子を楽しく伺った。「法律は世のため人のためにある」、「人生
岐路に立ったら、一番厳しい道を選べ」という言葉が印象に残った。

講義4 公認会計士 中越一統氏
「公認会計士の業務」
以前、税理士事務所でインターンをした折に受けた説明では、わからなかった公認会計士の仕
事がよく理解できた。公認会計士は大学での専門にかかわらず、年齢制限、学歴制限のない試
験 (短答式(1日:9:00~17:00))と、論文式試験(3日:毎日4時間)に合格後、3年の実務を経た
うえで終了考査に受かれば(合格率11.02%))、誰でもできる仕事だということを知って驚いた。
会計士の仕事の中では、特に税務と監査に興味をひかれた。自分も将来は公認会計士を目指し
て頑張ってみようと思う。

講義5 企業役員 福山知子氏
“Your Future Is in Your Hands!”
父親の反対や、理系女子というハンデの前に、何度も進路変更を余儀なくされた先輩のお話に、
進路や夢は自分の中で決まっていても、様々な方面から影響を受けることもあり、その中で柔
軟に対処していくことが大切だということを学んだ。「自分のやりたいこと(遊びや趣味)をす
るためには、やらなければならないこと(勉強や仕事)も全力でやる。」という生き方に共感を
覚えます。また、「企業リーダーとしては、自分で何もかもやってしまうのでなく、人に任せ
てみることも大切」という言葉も印象的でした。

講義6 広告業界 須田健太郎氏
「広告の秘密」
先輩の作った広告の中に記憶に残る作品がいくつかある。お話を聞いて、普段何気なく目にし
ている広告にも様々な思いがあり、その裏で努力している人達がいるのだということが分かっ
た。人の心理を突く、斬新なアイディアは、柔軟な発想から生まれ、そうして生み出された広
告は、企業の利益になるばかりでなく、人をわくわくさせ、世の中をハッピーにもできるのだ
と思った。私も、クリエイティヴィティーを磨き、広告の仕事に就きたいと思う。

講義7 メディア 三矢恵子氏
「メディアで何を伝えたいのか」
女性の進学率が低く、働く女性も少ない、職場にあって女性は男性のアシスタントという時代
にNHKに就職。「メディアにかかわる仕事に就くからと言って、必ずしも大学でジャーナリズ
ムを学ぶ必要はない」、「知識より、夢中になれるものを探して全力で取り組み、多くの経験
をし、何か伝えたいことを持つことが大切」、「若い人は小さなつまずきに弱い。高校、大学
でたくさん失敗をして強くなる」、「疑問を持ち、失敗しながらも、前向きに物事をやり遂げ
るという気持ちを持つ」という言葉が心に響いた。

講義8 潮 智史氏
「ひとにものを伝えるということ」
新聞は、速報性という点ではテレビに劣るが、綿密に正確に伝えるという点では優れている。
新聞記者は、同じものを見て、聞いても、「何を感じ、何を書くか」それが常に求められ、競
争も激しい大変な職業だと思った。一方で、自分が好きなスポーツに、選手にはならないけれ
ど、何らかの形で関わって行きたいという気持ちを職業につなげ、邁進する先輩の姿にはあこ
がれを覚える。私も日々起こる様々なことに、その本質はどこにあるのか?なぜ?という問い
かけをしていきたい。

講義9 教職 教育 太田正行氏
「教師に求められるもの」
教員になるには、中高の教員は教育学部ないし、一般学部(約半数の教員が該当する)、幼稚園、
小学校の教員は、教育学部がお勧めで、しかも資格取得のできる学校を探さなければならない
ことが分かった。「教師を目指すなら教育に興味をもって、なぜ教育が大切なのか、なぜ大学
へ行く必要があるのか等、日ごろから考えるようにする」、また、「高校生のうちに、授業ば
かりでなく、幅広く学習し(ボランティア活動や、部活動を通して)、新聞を読むなど、社会に
対しても関心を持つ」ことが大切だと教わった。

講義10 多文化共生コミュニケーション 竹迫和美氏
「多文化共生社会で生きるー文化障壁を超えて」
この講義で初めて医療通訳の仕事を知り、医療の場で言葉の壁、文化の違いが、大きな障害と
なっている事を認識した。異文化交流は、言葉を完璧に使いこなすだけでは不十分で、異文化
に対する理解が必要だということ、また、コミュニケーションにおいては、相手の立場に立っ
て考え、その上で、自分の意見をはっきり、相手の目を見て、ゆっくり伝えることが肝要とい
うことを学んだ。「人生目に見えるものは80%、残りの20%に目を向け、自分を客観視するこ
とが大切」と肝に銘じたい。

講義11 人類学 馬場遥男氏
「博物館の人類学研究者という生き方」
博物館の仕事は展示物の管理という認識でいたが、標本資料の収集や、調査研究も含まれ、新
しい発見もあるが、時に危険を伴う仕事だということを学んだ。また、一つの展示スペース作
りに、多くの時間と工夫が凝らされていることを知り、次に訪ねる時はもっと丁寧に見学した
いと思う。「人類学は、人間とは何か?を追求する学問」、「人生は自分が監督で自分が主役」
だから、「全てに長けた秀才ではなくても、自分のやりたいことを見つけ、それを極め、トッ
プに近づく努力をする」等、数々の訓示を受けた。


講義12 博物館・国際連携 細矢剛氏
「多様性は宝」
幼い頃より通い詰めた国立科学博物館に勤務する先輩からお話を伺う機会となった。お話は、
博物館の3つの役割(研究・展示・教育普及)の紹介に始まり、ご専門の菌類の話に移った。
「菌類は、ものを腐らせて分解する腐生という働きに加え、他の生物と結びついて、生物界に
多様性をもたらす働きもある。この生物の多様性が生態系のバランスを取り、人間を含めたあ
らゆる生物に対し、重要な役割を果たしている」というお話から、「人間にとって、多様な知
識や経験は人生の糧となる」つまり、「多様性は宝」という結論となった。

講義13 建築 原田将史氏
「寝ても覚めても建築」
建築家になるには、大学の工学部、理工学部進学以外に、美大に進学する道もあるということ
が分かった。建築家の仕事は、建物の設計をするだけでなく、考え方や、技術、予算などを考
慮に入れ、様々な人と連携して完成させるものだということも学んだ。先輩がこれまで生み出
してきた建物は、どれも、素材や、環境条件への配慮がなされ、住む人に快適な居住空間を提
供していると感じる。台風被害を受けた館山寮の再建にも携わられるとのこと、卒業しても母
校とのつながりは続くのだと感じた。

講義14 健康科学 篠原厚子氏
「薬剤師を目指した理由、研究職に変更したのは面白かったから」
姉が薬学部にいるので、以前から薬学がどのような学問なのかに関心があった。今回の講義で、
受験準備の進め方、入学後、どのような生活(研究職4年、薬剤師資格取得6年)が待っているの
か、そしていずれもが決して甘いものではないことがよく分かった。その上で、資格を取れば、
将来の経済的安定につながること、一方で、薬学部を出ても薬剤師にならず、邦楽奏者等にな
る人もおり、進路は自由だということも伺った。講義で学んだことをもとに、自分でも調べ、
よく考えて覚悟を決めて、進路選択をしたい。

講義15 アニメ 植田益朗氏
「アニメプロデューサー、一度やったらやめられない」
アニメ業界に関心があり、どのようにしたら仕事に就く事ができるのか、どのような準備が必要
なのか分かっていなかった。今回は、具体的にお話を伺えて良かった。合わせて、世界における
アニメの可能性、また、アニメ会社への偏見や、厳しい雇用状況の現状に触れる機会ともなった。
「自分の好きなこと、興味があることを大切に。本気でアニメ制作にかかわる気があるなら、ど
ういうものを作りたいのか、作品を通して何を伝えたいのか等、自分の価値観をしっかり持つこ
と」という言葉が心に残った。

講義16 スポーツ 西村雄一氏
「夢と感動を支える者として」
「自分は、「サッカーが大好き」で審判になった。かつて少年サッカーチームのコーチをしてい
る時に判定が原因で負けたチームを目にし、その時の選手の悔しさを思い、自分で審判をやって
みようという気になった。以来、サッカーは選手のためにある、審判は選手のためにいる、そし
て審判はサッカーに関わる全ての人の夢と感動を支える存在としてあるという気持ちでやってい
る」、「ルールは選手が責任をもって守るべきもの、その対処の仕方が、他からの評価、ひいて
は自身の人生を変える」、「対戦相手は、「敵」ではなく、同じ競技に参加する「味方」だ」と
いう言葉が胸に響いた

 
S15馬場悠男氏 S23太田正行氏
15回生 馬場悠男氏 23回生 太田正行氏
S24佐野良雄 S24酒井邦彦氏
24回生 佐野良雄氏 24回生 酒井邦彦氏
S25篠原厚子氏 S25竹迫和美氏
25回生 篠原厚子氏 25回生 竹迫和美氏
S26三矢惠子氏 S26植田益朗氏
26回生 三矢惠子氏 26回生 植田益朗氏
S31中越一統氏 S34細矢剛氏
31回生 中越一統氏 34回生 細矢剛
S34潮智史氏 S38福山知子
34回生 潮智史氏 38回生 福山知子氏
S43西村雄一氏 S48原田将史氏
43回生 西村雄一氏 48回生 原田将史氏
S48須田健太郎氏  
48回生 須田健太郎氏  








 
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