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H29年度キャリアガイダンス

進路部・第1学年主催「キャリアガイダンス」参加生徒感想

 
平成30年2月14日(水)、14時5分から15時55分(6,7限)にかけて、社会で活躍される12名の卒業生にご参加いただき、第1学年の生徒を対象にキャリアガイダンスが実施された。受験やその後の人生における様々な経験をお話しいただき、1年生にとっては進路の可能性や、社会で必要とされる能力、今できることなどを考える良い機会となった。生徒達は、6,7限に各々1講座、計2講座を受講した。先輩のお話を伺って、皆どのように感じたのか、以下にその声を紹介したい。
 
講義1 教職教育 橋本健一氏
「教職を目指す道筋、教員の仕事の面白さ」

 
・教員という仕事は「なる」ことよりも、ストイックに「好きを続ける」ことの方が、大変な仕事だと思った。しかし、自分に何か極めたいことがあって、しかも人と関わることが好きならば、この仕事は自分の好きと得意を生かしやすい仕事だと思った。任される仕事の幅も広く、やりがいのある仕事だと思う。
・教員採用試験の内容紹介もあり、これからの見通しを立てることができた。幼稚園にするか、小学校にするかも迷っているので、よく考えて決めていきたい。
・自分の好きなことをとことん貫いて勉強して仕事にできるのはすごいと思った。私には好きなことがないので、今身の回りで自分の好きなことを探したいです。お話しを聞いて、本当に楽しそうで充実した人生を送って、素敵だと思った。教員を目指すには、人と話すのが好きで、教える教科をとことん好きにならないといけないのだなとも思った。気になる仕事の一つなので、これから少しずつ調べていきたい。
橋本氏の講演 

講義2 芸術文化 根津昭義氏
「その仕事が楽しくて好きであることが決め手」

 
・自分の好きなことを仕事にすることは、とても難しいし、実力だけではなく、運や縁も必要だと分かった。アマチュアとプロの違いを明確に考えたことはなかったけれど、病気だろうとケガがあろうと、プレイに一定のレベルを維持しなければいけないというのは厳しいと感じた。
・まだ、将来やりたいことは決まっていないけれど、好きなことを仕事にしたいと思っている。今回の講義で好きなことを仕事にするのは甘いことではないことを学んだ。プロの世界は厳しく、一生の仕事にしていくのは並大抵のことではない。人生をよいものとするためしっかり覚悟をもって臨んでいきたい。
・根津先輩の「弱点はだれでも持っていて、それを深刻に考える必要はない」という言葉が印象に残った。私は自分に自信がないが、もっと自信をもって前向きに生きていこうと思う。ためになるお話でした。
 
講義3 国際舞台 佐藤重和氏
「外交、外務省、国際関係機関」について

 
・外国人と同じ土俵で戦う時に大切なのは英語力だけではなく、吸収できる力だということがわかった。外交官の仕事は大変だが、お話を伺って、外交官になりたいという思いを一層強くした。
・将来に対して希望の持てるお話だった。最後に、日本人はアメリカ人に比べて、「質問がありますか?」と聞かれて、手を上げない点で負けているというお話を聞いて、はっとさせられた。質問ができる積極性が必要だと思った。女性外交官が多いということも励みになった。
・外交官の仕事の中身について知ることができて良かった。外交官試験に合格した後の研修や、転勤が多いこと、多忙を極める仕事など、大変そうだが、様々な出会いに恵まれ、総じて楽しそうだと思った。
 
講義4 法曹 酒井邦彦氏
「法律家になって社会を良くしませんか」

 
・法とは無縁で生きていると思っていたが、私たちの毎日の生活は法律に守られているということが分かった。多くの分野で活躍ができるし、カッコイイ仕事だと思う。犯人を見つけたり、被疑者を守ったり、人の人生を左右する、大変だけれど、やりがいのある仕事だと思う。
・弁護士の仕事は正直、法律さえ知っていれば良いと思っていたが、最近ではプログラミングや科学の力が必要と知り、気が遠くなった。私は、いずれは法に関する仕事に就きたいと考えているので、これからは様々な社会の出来事に関心を向けていきたい。
・テレビドラマを見て法律家は素晴らしい職業だと思っていましたが、お話を聞いてさらにその感を強くしました。自分の行動が人の生活を向上させたり、国を動かしたりというのはすごいと思うし、大変な仕事かもしれないが、充実感が得られると思う。検事になってみたいです。
 
講義5 健康科学 篠原厚子氏
「薬剤師を目指した理由、研究職に変更したのは面白かったから」

 
・私は薬学について知りたいと思っていたので、大学での授業や、進路の説明をしていただき、今回の講座参加はとても良い経験になった。親には、薬学を勧められているが、自分でよく考え、しっかりした意志をもって進路を決めようと思った。
・実践的で具体的な内容を、グラフを交えて分かり易く話していただいた。「自分で選んだ道が最善だと思う」という言葉が心に残った。うまくいかなくても後悔はすまいと思う。
・薬学の道はとても厳しいと感じた。実験や研究が好きな人には理想の環境だと思うが、授業料も高いようだし、様々な角度からよく検討して進路を決めるべきだと思った。
 
講義6 公認会計士 中越一統氏
「理系から公認会計士へ!公認会計士という職業」

 
・親が会社の経理担当で、公認会計士や税理士の話はたまに聞いていましたが、公認会計士に関して、具体的な仕事内容は知らなかったので勉強になった。
・大企業=良い会社と思っていたが、大企業だけが良いというわけではないと分かった。また、企業の財務情報を第三者の視点でチェックするのはとても重要な役割だと感じた。
・公認会計士という仕事にとても魅力を感じた。数字に興味があるので、こういう道もありかなと思う。資格を持っているとその後の進路の広がりが変わってくるということが分かった。
 
講義7 フリーアナウンサー 国沢真弓氏
「伝える力をUP! ~進学・就職・プライベートに活かそう」

 
・コミュニケーションのポイントを障がい者に話すポイントと重ねて説明していただいた。例え話、表情、姿勢などで相手に良いイメージを与えられるポイントも教えていただいた。人に伝えることの難しさ、大切さ、だからこその伝える技術の大切さを学んだ。
・「発達障害」と「対人関係」につながりがあるということに始め驚いたが、話を聞くうちに、「自閉症」などの発達障害の人と自分の違いをうまく乗り越えられるなら、他の人達との違いも乗り越えられると思った。
・周りと比較されて傷つくことは私達にもある、自閉症などの障がいを持っている人には余計に配慮が必要だと感じた。相手に何かを伝えるときに、「肯定的に」ということは大切だと思った。ラストメッセージの「私の子供が亡くなる時、「ああ、生まれてきてよかった」と思ってもらいたい」という言葉が印象的だった。誰にもネガティヴな面はあるが、それを認め、社会で誰もが認めあえるようになったら良いと思う。
 国沢氏講演

講義8 植物学 細矢剛氏
「多様性は宝」

・これまで、生物の講義の中で、多様性がいかに大切かということをよく耳にしてきたが、今回改めて、その多様性が人間の生活にも深く関係していることが分かった。さらに生物学に対する興味が深まった。
・これまで菌類は分解者としての役割のみを担うものと思ってきたが、他の植物などを媒介することで生物の多様性を形成していたことを知った。私は生物が好きなので、非常に興味深くお話を伺った。
・多様な経験が安定した人柄を作るというお話がとても心に響いた。生物の多様性や、先輩の様々な経験が今の先輩を形成しているというお話もとても参考になった。
細矢氏講演 

講義9 国際貢献 本間謙氏
「国際協力と異文化との闘い アフリカ勤務14年」

 
・自分にとって興味のあることで人の役に立つことができるというのは素晴らしいことだと思った。国際社会とはGive and Takeであること、また、私が思っていた以上にたくさんの入り方があることに驚いた。将来、留学をしたり、海外を訪ねたりしたい。
・言語や宗教の壁がある中で相互理解しながら、協力し、その国で何が必要か、人々を救うために何を提供するのが最善かを判断するのは大変なことだ。この仕事に就くには、まず様々な文化や言語を学ぶところから入らなければならない。国際社会で人と正しく接するためには、まず己を知り、そのうえで、相手を知る努力が大切だと思った。
・「「助けてあげよう」、「援助してあげよう」という上から目線ではだめ。」という一言が印象に残った。一つのことを続けることも大切だけれど、多くのことに興味を持ち、何でもやってみるという精神も大切だと思った。英語と積極性を磨いて、外国人とコミュニケーションをとれるようにしたい。
 
講義10 企業人 濱口建氏
「人生を楽しくデザインしよう!」

 
・本当に意志が強く、粘り強い人だと思った。これまでの私は途中であきらめて逃げてしまいがちだったが、「窮地に立っても出口はある」や、「我武者羅にやる」といった言葉を胸に、今後は、困難に出会ったら、乗り越えていきたい。
・降りかかってくる難しい局面を、それも縁だと思って受け入れることも一つのやり方だと学んだ。私は、まだどのような人生を歩みたいか決めていないけれど、お話を伺って、どんな人生も受け入れて楽しんで生きていけたらと思った。
・結果だけでなく、そこに至る経過の中での努力も時に道を切り開くということを知った。今後は、失敗しても切り替えを上手にして頑張ろうと思った。自分の決めた道を、縁と、自分で呼び寄せる運を信じて歩んでいきたい。

講義11 スポーツ 西村雄一氏
「夢と感動を支える者として」

 
・これまでは、スポーツというと、競技をする人にだけ目を向けていたが、審判する人、サポートする人など様々な人から成るもので、その各々が大切にしている「思い」があることを知って感動した。
・世界で活躍する人のお話を伺う機会はそうそうないので貴重な体験だった。私はサッカー部に所属しており、時に試合で審判に不満を感じることもあった。でも、今日のお話を伺って、反省した。これからは、リスペクトの気持ちを大切にしていきたい。
・レフェリーという大変な仕事に何故就いているのか、疑問を感じたが、今日のお話でそれも解消した。レフェリーは「罰を与える」のではなく、「見極める」のだということ。
西村氏の講義

講義12 建築 原田将司氏
「寝ても覚めても建築」

 
・たくさん建築のことを学べて楽しかった。先輩がどれほど建築が好きかもお話を伺って伝わってきた。建築が、実は建物だけではなく空間を作り出す仕事だということも知った。
・一言で建築と言っても、実は多くの分野に分かれており、それがさらに多くの職業に分かれていると学んだ。特に驚いたのは、皆が大学に行って学ぶわけではなく、独学で建築の道に進む人もいるということだ。様々な建築物を見て、建築の世界の多彩さを体験することができた。
・建築に関心があるので、勉強になった。建築物は様々な観点から、熟考して作られている。自分で設計した建築物を目にした時の感動を私も味わってみたい。実際に使う人のことを考えて、工夫を凝らし、喜んでもらえる仕事をするのは素晴らしいと思う。
 
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