『言語感覚を磨き、読解力や表現力と 共に論理的な思考力の育成を図る』 中高一貫の1.2年生を「基礎・探求期」とし、国語を適切に表現し正確に理解することをテーマに学んでゆきます。次に3・4・5年生を「応用・充実期」とし、伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力を養い、言語感覚を豊かにすることをテーマに学びを継続します。最後の6年生を「総合・発展期」とし、国語に対する認識を深め、国語を尊重する態度を育てることをテーマに学びを深めます。 前期課程(中学)では「国語で論理を学ぶ」という本校独自の授業があります。話し合いの仕方に始まり、仮説を検証する形で意見を文章にまとめる論文の書き方を基礎から学びます。これが後期課程(高校)5年次の本格的な研究論文作成につながります。また、ディベートを体験することで根拠に基づいた意見の主張や反論の仕方なども学んでゆきます。『自立を目指し、家族や社会とのかかわりも大切にする力を育てます』 健康で豊かな生活を送るために必要な「衣」「食」「住」などを学びます。 「衣」では、繊維の性質や、布の織り方などの学習から、季節に応じた衣服の着用などを学びます。「食」では自分に必要な食事の量とバランスの取れた食べ方を学び、調理実習を通して実生活に役立つ力をつけます。「住」では、住まいが生活を支える器であることを理解します。 「家族」や「保育」では、人とのかかわりを学びます。「消費生活」では契約や消費者としての責任ある行動などを身につけます。 生活に必要な知識や技術の習得の他に、物事を科学的にとらえることを意識します。また、生活の中の日本の文化について考えたり、生活に密着する諸問題についても考えたりすることで、幅広い視野を持った人物を育てます。各教科の学び『しっかり考える・きちんと解ける・ そのための知識を身につける』 前期課程(中学)では、週4時間の授業を「代数」と「幾何」の2種類に分けて実施します。 代数では数式や関数を、幾何では図形を中心に扱います。また、独自の教材を用い、具体的な事象を調べることを通して数量関係について理解し、図形に対する直観的な見方や考え方を身につける「数学を論理で学ぶ」という本校の独自の授業を実施しています。 後期課程(高校)では、個々の希望や実力に応じた教育を行うために、習熟度別学習を実施しています。また、5年次には文系・理系などの進路に応じて学習内容が選択できます。 6年間を通じて、数的類推力と論理的思考力を育成します。分からないところは根気強く反復していくうちに、問題を解くだけでなく数学の世界を味わい、学ぶ楽しさを体得していきます。『4技能をバランスよく伸ばし、 世界に通用する英語を目指します』 少人数クラス(2〜5年)で、ペア・グループ活動を多用し、英語を発話する機会が多い授業を行っています。6年間一貫して英文を読む、聴くというインプット活動を土台に、語彙力を育成し、スキット暗唱、劇、スピーチ、作文などのアウトプット活動を行い、「聴く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく伸ばしています。 前期課程では、教材に『PROGRESS』を使用し、自然な英語表現を大量に聴く、読むことを繰り返します。英文の暗唱やサイドリーダーの多読にも積極的に取り組み、英語の思考回路をつくります。 後期課程では、様々な題材の英文を、意味のつながりや文構造を理解して正確に読む力を養います。また作文やスピーチでは一貫した論理展開で表現する力、プレゼンテーションやディベートでは積極的に英語で発表、意見交換する態度を身につけます。校内の夏期講習や補習も充実しています。『様々な音楽活動を通して感性を高め、思考力を鍛えます』 感性を刺激する様々な音楽に触れながら、鑑賞活動と表現活動を関連させて、意図をもって表現する思考力を鍛えましょう。前期課程では主に歌唱(独唱・合唱)、器楽(アルトリコーダー・筝など)、鑑賞(西洋の音楽・日本の伝統音楽)を扱い、後期課程ではアンサンブルや創作活動を充実させていきます。国語科家庭科数学科英語科音楽科教 育 内 容
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