2つのコース(1年次で選択し、2年次よりコース別に学習します)
本校では、1年次は全員が同じ学習カリキュラムで勉強し、2年次より国際系と海洋系に分かれ、別々の学習カリキュラムで各自の希望進路実現に向けて学習に取り組んでゆきます。
1年次には、水産海洋基礎という科目があります。その学習内容は、海洋に関する基礎的な知識と技術について座学や実習、実習船「大島丸」による体験的な乗船などを行います。1年次の実習・乗船などの学習を通して、各自が2年次からどちらのコース(国際系・海洋系)に進むかを決定するための材料としています。ただし、各コースの定員の上限が42名となっております。そのため、片方のコースに希望者が集中してしまった場合は、1年次の第3回考査までの成績上位者より定員を埋めてゆくため、1年次の学習をおろそかにすると希望するコースに進めないということもあります。
2年次からは、海洋のスペシャリストを目指すコース(海洋系)と、国際的な視野をもち、4年制大学を目指すコース(国際系)に分かれて学習します。
3年次には、海洋系コースでは、各自の希望進路に合わせて更に3つのグループに分かれて学習に取り組む授業があります。3つのグループとは、船舶運航について学ぶ「船舶運用・航海計器」と海洋生物などについて学ぶ「海洋生物・資源増殖」、潜水やマリンスポーツについて学ぶ「マリンスポーツ」です。それぞれのグループの定員上限は、教員数および実習器材等により12~15名前後となっております。
国際系コースでは、3年次にグループに分かれて学習に取り組むということはありませんが、大学受験に対応するためのさまざまな必修科目や選択科目があります。
《国際系》 文系・理系四年生大学進学向け
○国際的な視野をもち、4年制大学を目指すコース
・世界に通用する英語によるコミュニケーション力を磨く。
・「聴く・話す・読む・書く・考える」の総合的な英語力を育てます。
・国際系は、3年間で週23時間の英語の授業があります。
《海洋系》 海洋系大学進学向け
○海洋のスペシャリストを目指すコース

※どちらのコースも定員の上限は42名です。上限を超える希望があった場合には、1学年第3回考査までの成績を基に成績順で選考します。
※海洋系のコースでは、授業をきちんと受け、試験に合格すれば以下の資格を取得することができます。
但し、グループによって取得できる資格に差があります。
・一級小型船舶操縦士 ・特殊小型船舶操縦士 ・潜水技術検定2級 ・スクーバダイビングCカード
・救急法基礎講習修了認定書 ・水上安全法救助員1修了認定書 ・アーク溶接特別教育修了書証
○3つのグループ(3年次)
〈船舶運用・航海計器〉
船舶運航に関する知識や技術の学習に興味・関心がある生徒向け
〈海洋生物・資源増殖〉
幅広く海洋に生息する生物や水産資源の増養殖の学習に興味・関心がある生徒向け
〈マリンスポーツ〉
潜水及び海洋関連産業、海洋環境などの学習に興味・関心がある生徒向け

高大連携で、高度な教育・研究に触れる
東京海洋大学海洋科学部
夏期研修時の一日体験入学・准教授による出張講義・夏期集中講義

首都大学東京
教授による出張講義・特別見学会・本校施設での実習

東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター
教授による出張講義・本校施設等での実習など

東海大学海洋学部
夏期集中講義
航海学習 体験重視の教育で、大きな夢と高い志を育てよう
☆東京都唯一の実習船で、航海学習
※諸事情により航海学習が実施できないこともあります。
・1年生 全 員 6日間の基礎航海学習
・2年生 (国際系) 10日間の航海学習 (海洋系) 3週間の航海学習
・3年生 (海洋系) 約2週間の観測航海学習(希望者)
平成30年度 第一次基礎航海学習の様子