学校長挨拶
東京都立農産高等学校長 伊達﨑 広
都立農産高校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
創立70周年を迎えた農産高校に、4月1日に着任いたしまして、身が引き締まる思いでおります。まずはこれまでの伝統を引き継ぎ、農業教育のさらなる充実を図り、地域や社会に貢献する人財を育成する学校づくりを進めて参ります。
本校の位置する葛飾区では、古くから金町こかぶや千住ねぎなどの作物が伝統栽培され、花しょうぶの品種改良が盛んに行われてきました。その葛飾の地で、生徒は日々、花苗や野菜の栽培、食品加工等の農業実習に取り組んでいます。そして、その成果を生かし、亀有駅南口やお花茶屋駅の曳舟川親水公園内の花壇製作、食品販売等の実践的な活動を行っています。また、葛飾区や区内の事業者と協働して自律的制御により自動で花に水を与える「フラワーメリーゴーランド」の実証実験、江戸東京伝統野菜「三河島菜」の普及や新商品の開発など、地域と連携した活動にも積極的に取り組んでいます。現在は、2020東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて、選手村への食材提供の準備も進めています。
中学生の皆さま、保護者の皆さま、地域の皆さま、本校には生き生きと活動する生徒の姿や創造のよろこびを知る笑顔があります。次世代の農業を創る担い手を育成するために、伝統を大切にし、地域を大切にし、挑戦を大切にする本校の教育活動を、是非一度ご覧ください。皆さまのお越しをお待ちしております。
(平成31年4月1日)