礎きそ(2)学年ごとの学習内容(2)学年ごとの学習内容06 「基礎講座」では、少人数(20名)クラスでの講義、実習を行います。地球上の社会問題や事象、または専門的な内容に触ふれることにより、視野を広げ、地球規模のものの考え方や調べ方を身につけます。 また、「尾瀬サマーキャンプ」で体験したことから、研究テーマを設定し、課題研究を行い、文化祭で発表します。 中学1年生では、主に人間関係形成能力(自己理解・コミュニケーション力)や、情報収集能力の育成を行います。●「尾瀬サマーキャンプ」課題研究テーマ(例) ●尾瀬の固有種が尾瀬にしか生息できない条件とは何か ●足ふきマットによって外来種の侵しん入にゅうを防ぐことができるのか ●拠きょ水すい林りんを形成する川における成分について ●尾瀬で起こる赤あか芝しぼの発生とミズバショウの不思議な形の原因●「発展講座」講義内容(例) ●捕ほ鯨げい・反捕鯨を考える…捕鯨問題について、捕鯨を取り巻く様々な立場に立って日本の持続的な捕鯨を考える。 ●よりよい人間関係を考える…現代社会の複雑な利害関係の中で必要な、コミュニケーション力や交渉力を養う。 ●異文化への理解…急速にグローバル化が進んだ現代社会において、言語や文化が異なる相手を理解することを学ぶ。●「結い体験学習」農業課題研究テーマ(例) ●地球温暖化と日本の稲作のこれから~コメの収量や品質に温暖化が及ぼす影響~ ●日本と海外の米の生産の現状と生産効率課題の比較 ●世界各国の稲作においての機械化の現状と将来について 中学3年生の「模も擬ぎ国際連合」では、生徒が参加国の大使になりきり、その国の政治・経済・文化・歴史などを十分に理解した上で、他国の立場を考えながら、「地球温暖化」「プラスチック問題」等の地球規模の課題をテーマに議論し、決議案を作成します。「応用講座」では、インターネット、文献調査を用いた情報収集の方法や図書館の正しい利用の仕方、統計学、学術論文の書き方などを学習し、情報収集能力・情報活用能力を強化します。 また、専門家の講義や講演等による専門的な内容に触れ、課題を発見し自己の研究テーマを決定します。 「個人課題研究」では、SDGs を取り入れた研究テーマを各自が設定し、2年間の研究計画を立て、課題研究を行います。少人数制の「ゼミ講座」により、研究テーマの領域別に分かれ、ゼミナール方式により探たん究きゅう活動を深めます。●「応用講座」講義内容(例) ●模擬国際連合 ●SDGs入門講座 ●文献調査法 ●仮説の立て方と検証の仕方 ●中学生のためのやさしい統計学講座 ●コピペにならない学術論文執筆講座 ●プレゼンテーションソフトのデザイン講座 ●文献調査法●「SDGsゼミ発表会」研究内容(例) ●再生ユニークチョークを作ろう! ●コスメによる環境汚染 ●若者のジェンダー問題への関心 ●オンライン授業で広がる世界の教育格差 ●自動車運転、様々な課題解決へ ●日本の発電における「脱石炭」●個人課題研究テーマ(例) ●ヘアドネーションは果たして必要か ●再生可能エネルギーへの転換かんにおける課題 ●茶カテキンによる消臭効果について ●油を用いた海洋プラスチック回収の模索案 ●遺伝子組換え食品の可能性 ●おにぎりの包装と笹の葉 ●自転車の利用を促進するための環境整備について ~武蔵野市の道路を事例として~ ●未来に残る建築 ●自然宗教・神道・天皇崇拝からみた日本人の宗教観と民族意識 ●不可食部の廃棄削減のための不可食部の調理法と再定義 ●行政機関による防災対策の不足と国際比較から見る首都直下地震への対策 ●森林認証制度の有効性と日本での普及●「基礎講座」講義内容(例) ●新聞から世界をのぞいてみよう ●地元から未来の東京を考える ●世界を知り、日本を知ろう ●数学の軌き跡せき~数学を通して考えてみよう~ ●地球規模の課題って何だろう ●地図の発展 中学2年生の「発展講座」では、「基礎講座」の内容をさらに発展させ、より高度で専門的な知識を学びます。発展的な地球規模の社会問題や事象、国際社会における日本の立場など、専門的な内容に触れ、グローバルな感性を磨いていきます。また、「結い体験学習(民泊による農業体験学習)」で体験したことから、グループ活動による調査体験活動を行い、情報収集能力、情報活用能力を高め、ものごとを分ぶん析せきする力、まとめて発表する力を身につけます。 高校1年生の「人間と社会」では、「SDGsゼミ発表会」を行います。所属ゼミの研究領域の中から、SDGsの課題を取り上げ、持続的な開発目標を立案してグループ発表を行います。発表形式は、ICTを活用したスライド発表、新聞社の協力のもとでの新聞作成、各自のデザインによるポスター発表など多た岐きにわたります。 また、「個人課題研究」では、中学校3年生で立案した研究計画に基づいて研究を更に究きわめ、2年間の研究活動の集大成として、研究論文・サマリーの作成、研究発表を行います。中学1年生講座基中学2年生発展講座中学3年生応用講座個人課題研究高校1年生人間と社会個人課題研究
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