創立80周年記念式典地球学グループ課題研究発表会©朝日新聞社高校1年生 SDGsゼミ討論会05(1)教科・学校行事×地球学(1)教科・学校行事×地球学 「地球と私」をテーマにした自然・社会・人文科学を中心に、教科横断的(各教科の内容が複合的に必要になる学習内容)に学びます。文ぶん献けん調査、実験、観察、インタビュー、アンケート調査などの調査体験活動や、グループワークやグループディスカッションを通じて課題研究を行い、まとめとして論文作成や研究発表を行います。 「創立80周年記念式典」では、研究班48チームから選ばれた中高の代表4チームによる、プレゼンテーションソフトを用いた研究発表が行われました。そのうち2チームは英語による発表でした。 地球学は、「総合的な学習(探究)の時間」を活用して、週2時間学習しますが、各教科・科目の時間や、学校行事(地域巡じゅん検けん、尾お瀬ぜサマーキャンプ・社会科見学・結ゆい体験学習・修学旅行・文化祭等)を通じて学習する場合もあります。1 都立武蔵の地球学とは 私たちの生活は、衣食住のすべてにおいて、生き物からの恩おん恵けいによって成り立っています。「持続可能な社会」とは、生き物、つまり自然資本を、未来においても今までと変わりなく持続的に利用して、私たちが衣食住を継けい続ぞくしていくことを意味しています。一方で、世界人口は数十年後には100億人時代を迎えるとも推測されています。発展途とじ上ょう国が先進国に並ぶ経済発展を迎える今、人類を生み育んできた地球について、様々な科学の枠わくを越こえていろいろな視点から学び、私たちが直面している問題を地球全体の問題として考えることは、国際舞ぶ台たいで活かつ躍やくするリーダーにとって大切なことです。 本校では、創立以来の「向上進取の精神」の教育理念のもと、地球規模の課題を知り、それを「自分ごと化」することで課題解決に向けて学び、行動していく生徒の育成を目指し、地球学の授業を4年間にわたって学習していきます。 附属中学校では、「総合的な学習の時間」を用いて「地球学」を年間50時間配置しています。また、高等学校においても、高校1年生の「総合的な探究の時間」「人間と社会」の授業を活用して、地球学を学んでいきます。2 SDGs×地球学 SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことで、2015年9月に、国連において全ての国連加盟国が全会一いっ致ちで採さい択たくされた、先進国と発展途とじ上ょう国が協力して持続可能な未来を目指すための17個の目標のことです。世界レベルのこの目標の理念は、本校の地球学の理念とも通じるもので、本校では地球学とSDGsを関連させて学びを深めていきます。3 学習の進め方
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