13武蔵生の活躍 私は、武蔵での今までの約4年間の生活が大変充実したものであったと感じており、これからの2年間がさらに実りのあるものになることを確信しています。そのように感じるのは武蔵が「生徒の夢に全力で向き合ってくれる学校」であるからです。 武蔵はとても親身になってくださる先生ばかりです。生徒が疑問に感じたことは授業内外問わず一緒に深く考えてくださり、新たな視点で物事を捉えられるようになる経験も少なくないです。私自身、少しでも気になったことはすぐに先生に聞くようにしていました。武蔵にはそれができる環境が用意されていました。それをできたことが自分にとっていかに有意義なものであったかは言うまでもありません。 それに加え、武蔵には授業外での活動にも全力で取り組める環境があります。私は数学オリンピックに挑ちょう戦し、今年日本代表として国際大会に出場することが決定しました。予選から今に至るまで、たくさんの仲間や先生方に支えられ、ここまでたどり着くことができたと強く感じています。7月の大会に向け、一層努力を重ね、いい結果を残したいです。 武蔵でのこれからの2年間、夢の実現に向けて全力で進んでいきます。村 山 一 央(高等学校74期生・東京大学理科Ⅲ類) 私は武蔵で、多才で意欲溢あふれる仲間と、困ったときはいつも親身になって支えてくださる先生方に恵まれて、とても充実した6年間を過ごすことができました。部活にも学校行事にも皆が全力で取り組む校風の中で、互いの長所を認め合うことで、それぞれが自分の個性や才能に磨みがきをかけて成長してきたように思います。 武蔵には、地球学をはじめ、新たな興味・関心を駆かり立ててくれるカリキュラムが沢山用意されています。私自身も武蔵の授業を通してSDGsに興味をもち、高校1年生の時に友人と共に繊せん維い業界の環境・労働問題の解決を目指すプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは現在も中高生と大学生が運営する学生団体として継続されています。 また、高校2年生の時には物理オリンピックに挑戦し、国際大会で銀メダルを獲得しました。日本代表候補に選ばれてからの研修期間には、難解で奥深い問題の数々に心が折れそうになることもありましたが、先生方のサポートや仲間の応援が本当に励みになりました。 大学入試では、武蔵で培った「地道に努力を積み上げる力」「周りの人と支え合う力」が私を合格に導いてくれたのだと感じています。大学では、武蔵で培つちかった能力を生かし、医学の分野で国際社会に貢こう献けんできるよう精進していきたいと思います。 武蔵での充実した6年間に本当に感謝しています。北 村 隆之介(高等学校76期生)第51回 国際物理オリンピック 銀メダル第63回 国際数学オリンピック ノルウェー大会日本代表
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