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「大学等進学者からのメッセージ」

☆太田 しゅう さん(2016年度畜産科学科卒業)

鹿児島大学(国立)農学部農業生産科学科畜産科学コース

 

○どんな高校生活を送っていましたか?

  高校生活は沢山の友達や動物に囲まれ、充実した日々を送りました。放課後にはアルバイトにも行き、今思えば忙しない生活だったなと思います。私は高校入学時、母から「高校がゴールではないんだからね。」と強く言われていました。母の言葉から「高校だけで満足しない。高校がゴールじゃない。」ということを常に意識して高校生活を送っていました。その為、在校中は常に行動することを目標にし、1年生の時には観光牧場で実習をさせていただき、2年生の時にはドッグペンションで住み込みで働かせていただきました。3年生の時には普通科高校生が多く集まる東京グローバルユースキャンプに参加し、他の高校生の多様な価値観に触れました。こういった経験は今でも活きているので、行動して良かったなと心から思います。
 

○大学ではどんなことを学んでいますか?

 大学3年次の授業では、家畜の生体機構、繁殖、食肉科学、家畜疾病、食糧経済など幅広く畜産及び農業を学びました。1年次にはこういった専門的な授業は殆どありません。その代わりに農業以外で自分の興味がある授業を受け、学ぶことができます。私は水産学や宗教に関する授業、経営哲学、スポーツサイエンスなどの授業を受けました。専門以外の授業を受けたことで、自分の視野が広がりました。私は現在、家畜の管理学研究室に所属しています。研究室ではヤギのウイスキー粕に対する嗜好性や、アイガモ農法、アマミノクロウサギの獣害防除、シカの視力に関する研究等を行っています。最近は薩摩黒鴨の産卵試験を始めました。薩摩黒鴨に鰹節の入った飼料を給与し、産卵率等を調べています。フィールドワークが多く、大変なこともありますが、フィールドワークだからこそ感じたり、学んだりすることも沢山あります。去年の6月には初めて田植えを経験しました。手植えと機械両方で行いましたが、手植えの際は苗が倒れたりしまったり、泥で汚れることが多く、こんなにも難しいものかと驚かされました。

 

○大学生活で楽しいことは?

 自分次第で何でもできることが大学生活の醍醐味であり、楽しい部分だと思います。2年次の夏には1ヶ月近く1人でスイスにファームステイさせて頂きました。スイスの伝統的な牛祭りにも参加させていただき、一生忘れられない夏休みを過ごしました。サークルはアフリカの太鼓を演奏するサークルに入り、多くの友人に恵まれています。鹿児島大学は総合大学であるため、様々な学部の人たちが集まっています。サークルには医学部、工学部、理学部、法文学部、教育学部、水産学部といった学部の人たちがいます。高校では農業や畜産に関する人ととしか出会う機会はありませんでしたが、大学ではこういった様々なことを学んでいる人と出会え、刺激的な毎日を送っています。今まで知らなかった分野の話は聞いていてとても面白いです。大学が市街地にあるため様々なアルバイトをすることもできます。現在私は小学校の放課後児童クラブの指導員アルバイトをしています。子供たちの勉強のサポートをしたり、外や室内で一緒に遊んだりしています。高校生の時には出来なかった経験が沢山でき、学業もプライベートも充実していて毎日楽しいです。

 

○在校生や受験を考えている中学生へ一言

 瑞穂農芸はたくさんの友人、専門的な先生との出会いがあります。ここで学んだことや出会いは一生の財産になるかもしれません。ただ高校というのは狭い世界でもあるということを知ってほしいです。大学に進学して様々なことを学び、様々な人と出会いそれを痛感しました。高校に入学したことに満足せず、その先その先を考えて行動すると、将来の道も開けていくのではないかなと思います。高校生活は本当にあっという間です。楽しく、自分の為になる生活をできるよう頑張ってください。  


 

 

☆春日 鈴音さん(2018年度畜産科学科卒業)

帯広畜産大学(国立) 畜産学部畜産科学科畜産科学課程

 






○どんな高校生活を送っていましたか?

 私は畜産科学科に所属していました。人前で自分の意見を出すことが苦手でしたが、意思はしっかりもっていたので当時はひたすらやりたいことは何でもしていました。2年生からの類型選択で酪農類型を選んでからは牛にのめり込み、毎日のように牛舎に通っていました。部活動や委員会活動は同じものを3年続け、有志活動も徐々に増やしていったことで継続する力が身に着いたのではないかと思っています。先生方や先輩方のサポートや同級生の存在もあって学外で活動できる機会にも恵まれました。今考えると、高校生のうちから様々な活動に参加させていただけて良かったと思っています。

 

○大学ではどんなことを学んでいますか?

 平成31年の4月から北海道帯広市にある、帯広畜産大学に進学しました。私が在籍しているのは畜産科学課程ですが、北海道や十勝地方を中心に広く農業や環境について学んでいます。1年生の実習ではクラスで三元豚を1頭飼育し、屠畜、解体、ソーセージへの加工を行いました。飼育から加工までに携わることができた貴重な体験と、ソーセージの美味しさは忘れられません。専門的な授業以外にも英語などの外国語の授業もあり、苦労することも多いですが乗り切っていきたいです。また、帯広畜産大学ではその立地や環境を活かして、酪農、畑作、馬のサークルやウィンタースポーツの部活が充実しています。酪農を勉強するサークルでは、各地の酪農家の方々のお話や実際に牧場を見たり聞いたりしています。それぞれの農場、農家のこだわりを知ることで、新しく知ることが多く良い刺激になります。

 

○大学生活で楽しいことは?

 授業を受けて、農業は多くの分野から成り立っていることを改めて実感します。授業の内容が他の授業の内容と繋がっていることがわかるとき、勉強をしていて楽しいと感じます。実習では自分で実際に作業できるので、家畜や作物の成長、食品の製造の様子を見ることが楽しく、最後は達成感があります。上にも書きましたが三元豚の飼育から加工までの実習は、豚が育って美味しいソーセージになるまで携われたので、特にやりがいを感じました。サークルでも徐々に仕事を任されたり、色々な方と繋がったりと私の活動の意欲になっています。また、授業や実習以外でも帯広ならではの農家さんでのアルバイトがあり、広大な農地の中で農家の方と一緒に働けたり、大きな農業機械を見られたりして楽しいです。

 

○在校生や受験を考えている中学生へ一言

 瑞穂農芸で学べることをしっかりと身に付けていれば、確実に将来の自分の強みになり役に立ちます。特に各科の専門科目や実習で学べる知識や技術は、社会で十分に通用するので、ぜひ勉強に励んでいただけたらと思います。先生方など周りからのサポートにも恵まれているので、やりたいことがあれば迷わず挑戦してみてください。
 

 



 

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