☆松本 矢真芽さん(2015年度生活デザイン学科卒)
勤務先 都内の社会福祉事業団立保育園
○どんな高校生活を送っていましたか?
私は中学生の時から保育士になりたくて瑞穂農芸高校を目指していました。見事入学できた時は本当にうれしかったです。入学後は生活デザイン科の専門科目は特に頑張って取り組みました。勉強では、保育・福祉だけでなく服飾デザインのことや栄養調理のことも学べて楽しかったです。私は子どもが大好きなので、保育園・幼稚園実習は楽しく、充実した高校生活を送りました。高校時代はいろんな悩み事があり辛かったこともありましたが、相談に乗ってくれた優しい先生方のおかげで乗り越えることができました。
○今の仕事内容はどんなことですか?
今は、一時保育の担任をしています。毎日、多様な年齢や個性の違うお子さんが来園するので、接し方には気を使います。特に生後3か月のお子さんをお預かりするときは緊張しました。それぞれのお子さんに接して喜んでもらえるとうれしくて、とても充実した毎日を送っています。
○仕事をしていてやりがいを感じるときは?
何度も書きますが、私は子どもが大好きで、中学時代からの夢だった保育士の仕事につけて本当に幸せです。子どもたちの笑顔だけでなく泣き声さえも愛おしく感じて、毎日が充実しています。また、上司の方が仕事の様子を認めてくださったときもこの仕事を選んでよかったと思っています。
○在校生や受験を考えている中学生へ一言
在校生の皆さんには、高校時代はその時しかできないことを一所懸命やってほしいと思っています。今の仕事に就いて感じているのは、保育福祉の勉強以外のことも役立っていることです。特に教材を作るとき、裁縫の勉強やデザインの勉強が意外にもとても役に立っています。
受験を考えている中学生の方へ。瑞穂農芸高校は素晴らしいです。私のように保育士を目指しているのなら、ぜひ入学を目指して頑張ってください。厳しいけど優しい先生方が皆さんを育ててくれると思います。
☆小栁 美里さん(2016年度畜産科学卒)
勤務先 加藤動物病院
○どんな高校生活を送っていましたか?
大好きな動物たちに囲まれて、とにかく楽しい毎日でした。私は愛玩動物類型に所属していました。そこでは、私の大好きな犬について「人間とのより良いかかわり方」についての課題研究をしました。愛玩動物類型では、朝早くから犬の世話が大変でしたが、充実した毎日を送ることができました。
○今の仕事内容はどんなことですか?
朝最初にする仕事は、ペットホテルで預かっている犬たちの世話をします。具体的にはエサを与え、散歩をします。動物たちに異常がないかも調べます。診察が始まったら動物看護士として、獣医師の補助をします。例えば、診察台に上がった動物の固定をしたり、動物たちの血液を血液(CBC)検査にかけ、分析したりします。さらに、手術の補助では、剃毛や消毒などをします。これら医療行為の補助以外にも、病院の受付業務や薬の調合などもします。診察時間が終了したら、器具の片付けや消毒、診察室の整理もします。
○仕事をしていてやりがいを感じるときは?
飼い主様から「小栁さんに担当してもらうと、ワンちゃんがとてもおとなしく良い子で診療受けられます。ありがとう。」と言われた時です。また、慢性疾患を持っている犬や猫の診療で、定期的に来院されるオーナーさんに私の名前を憶えてもらい、信頼されているなと感じるときもやりがいを感じます。
○在校生や受験を考えている中学生へ一言
高校時代にしかできないことを、思う存分やってほしいと思います。動物とかかわれるのは、うちの学校の最大の美点です。よい先生方にも恵まれて、私も動物にかかわる仕事に就くことができています。勉強・実習は大変だけれども頑張ってください。
☆遠山 杏さん(2018年度園芸科学科卒)
勤務先 近藤ファーム
○どんな高校生活を送っていましたか?
どちらかというと、私は同世代の人とのかかわりが苦手で苦労したこともありましたが、園芸科学科の実習が楽しくて、暑い日も寒い日もとても頑張りました。課題研究ではサツマイモの空中栽培について実験しましたが、なかなかうまくいかず苦労しました。
○今の仕事内容はどんなことですか?
今の季節は(取材時は6月下旬)朝早くからたくさんの畑を回って、キュウリやトマト、キャベツなどの収穫をしています。また、収穫後の野菜を切りそろえたり、ビニール袋に詰めたりなど商品化の仕事もします。機械での作業をしますので、最初は慣れずに戸惑いましたが、今は手早くできるようになりました。さらに商品をスーパーなどのお客様の所へ納品することもします。農業はキツイと考える人も多いと思いますが、私の勤めている近藤ファームでは、私の苦手なところをすべてサポートしてくれる先輩方がいるおかげで、生き生きと楽しく働いています。残業もほとんどないです。
○仕事をしていてやりがいを感じるときは?
大好きな農業の仕事に関わっているので野菜の収穫の時、それだけでもやりがいはあるのですが、それ以上に私を信頼して仕事を任せてもらえることです。例えば、キュウリ栽培のマニュアル化について私が担当しています。「どうやって生かせるのかなぁ」と考えることができるので自分をプラスの考え方に向いていくとき、もっと励もうと思います。信頼できる素晴らしい先輩方がいて、私は生き生きと働いていられます。私も先輩方の背中を見ながらカッコいい大人になれたらと思っています。私にとって近藤ファームは個性や特徴を『魅力』や『長所』に変えられる場所です。社会人になって仕事を始めて、沢山の新しい自分に出会うことができました。
○在校生や受験を考えている中学生へ一言
高校で勉強したことが、とても役立っています。何でもよいからたくさん勉強しておいたほうが良いです。また、毎日の生活の振り返りを大切にして次に生かす練習をしておくと、社会に出た時自分を向上させることができると思います。体調管理の習慣も大事だと思います。
☆白鳥優菜さん(2016年度生活デザイン科卒)
勤務先 株式会社エス・グルーヴ
○どんな高校生活を送っていましたか?
課題研究のテーマは「現代ファッションとカラーについて」で、ファッションにおける色の役割や、流行色について調べました。デザイン科の実習は楽しく、まじめに取り組みました。レポートには苦労しましたが、まとめあげた時には達成感があり、充実した高校生活でした。部活動はバドミントン部で、練習を通じて協調性や体力が身についたと思います。瑞穂農芸高校では毎日が楽しく中身の濃い高校生活を送ったと思います。
3年間の高校生活は、今の販売の仕事に基礎になっていると思います。
○今の仕事内容はどんなことですか?
女性向けの上質なアパレルショップで販売をしています。洋服の販売はもちろんですが、お客様の好みに合う洋服の提案をしたり、コーディネートのアドバイスをしたりもします。さらに商品管理や在庫チェック、納品チェックからストックルームの整理、包装紙、手提げ袋などの備品の発注もします。接客だけではなく事務的作業もこなしています。
○仕事をしていてやりがいを感じるときは?
一番にやりがいを感じるときは、お客様から「ありがとう」「とても良い買い物ができました」と感謝されるときです。お客様から褒められたとき、もっと頑張ろうと感じます。そして、販売目標を達成した時もやりがいを感じます。
○在校生や受験を考えている中学生へ一言
高校生活をいろいろな意味で楽しんで送ってください。実習の授業や行事、部活動などに一所懸命頑張ってほしいと思います。