東京都立小石川中等教育学校（旧ホームページ）

第5回京進英語エッセイコンテスト英作文部門　W入賞！

 
第5回京進英語エッセイコンテスト英作文部門において、544作品の中から第4学年尾髙さんが優秀賞、田中さんが敢闘賞を受賞しました。
このコンテストは、日本を客観視することでグローバル社会において欠かせない視点養うことを目的として実施されています。また、英作文部門では美しい日本語を英訳することで、日本語を改めて見つめ直し、英語学習の本質に迫ろうとするものでした。
 
2人が翻訳に挑戦したのは以下の文章です。
 

中谷 宇吉郎『雪を作る話』より 雪の結晶の研究を始めたのはもう五年も前の話であるが、あり合わせの顕微鏡を廊下の吹き晒しの所へ持ち出して、初めて完全な結晶を覗いて見た時の印象はなかなか忘れがたいものである。水晶の針を集めたような実物の結晶の巧緻さは、普通の教科書などに出ている顕微鏡写真とはまるで違った感じであった。冷徹無比の結晶母体、鋭い輪郭、その中に鏤められた変化無限の花模様、それらが全くの透明で何らの濁りの色を含んでいないだけに、ちょっとその特殊の美しさは比喩を見出すことが困難である。

 
表彰式では、最優秀賞の方のスピーチや大ベストセラー『日本人の英語』の著者、マーク・ピーターセン先生より講評があり、大変刺激を受けることができました。また、英語力だけでなく、背景知識や日本語の知識も必要だと痛感することができました。
 
私達は、自分の夢を描くことに留まらず、日本や世界に貢献するために志を立てることができる力を高めていきます。そのために、コンテストへの応募を通して、自分を見つめ直し、日本や世界に関して自分の意見を持てるようにしていきます。
 
以下、尾髙さんの表彰式の様子です。