茶道部 七夕茶会を行いました20190708
茶道部では、毎年七夕の時期に、新入部員歓迎をかねて七夕茶会を行っています。
古くは中国より伝わる乞巧奠(きっこうでん)に倣い、短冊に願い事を書いて笹の葉に飾りました。
乞巧奠は、七夕祭の原型で、牽牛・織女の二星が天の川を渡って1年に一度の逢瀬を楽しむという伝説が中国から伝わり、わが国の棚機
(たなばた)姫の信仰と結合して、女子が機織
(はたおり)など手芸が上達することを願う祭になったそうです。
『万葉集』にも数首歌われていて、平安時代には宮中をはじめ貴族の家でも行われました。貴族の邸では、二星会合と裁縫や詩歌、染織など、技芸が巧みになるようにとの願いを梶
(かじ)の葉に書きとどめたことなども『平家物語』の記述にあるようです。
また、干菓子には、京都の「松屋藤兵衛」御製で、『織姫』という名がついた御菓子を使用させていただきました。