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30 研究室訪問(東京大学)20181115

平成30年度研究室訪問(東京大学)20181115

 
平成30年11月15日(木)の振替休日に、大学研究室訪問を実施しました。これは本校OBの大学教授に研究室を公開していただき、大学や研究所における研究活動がどのように行われているのかを知り、生徒が自分の将来像を描く一助としたいという企画です。
訪問先(B) 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 木村研究室 柏キャンパス
内容 熱電変換材料の探索研究現場
(1)熱電発電と熱電冷却のデモンストレーション
(2)熱電変換材料についての説明
(3)熱電変換材料の探索研究を行っている実験室の見学
(4)熱電変換材料を作製するためのアーク溶解炉の実演
(5)走査型電子顕微鏡による準結晶の検鏡
その後、学生食堂で先生を囲んで会食を行いました。
普段はなかなか触れる機会の無い最先端の内容に触れることができました。研究室の機材を拝見させていただき、アーク溶解炉や走査型電子顕微鏡の操作なども体験させていただきました。
 
 熱電変換材料を作製するためのアーク溶解炉の体験   


 
 
                走査型電子顕微鏡による準結晶の検鏡                                  

 生徒たちも知的好奇心を刺激され、非常に有意義な時間を過ごしました。自分自身の将来を考える良い機会になったのではないでしょうか。
お忙しい中、訪問に快くお付き合いくださった木村先生、研究室の先生方、大学院生の方々、大変ありがとうございました。

(生徒の感想)
「これまで見たことがない研究室を見学することができ、研究の実態や工夫を身にしみて実感できた。貴重な経験になったと思う。」
「電気で金属を溶かす溶解炉は初めて見たので興味深かった。また、長い間見てみたいと思っていた電子顕微鏡も見ることができ、さらに操作することもでき感動した。また、院生の方から大学・大学院・その先に関しても伺うことができ、進路についても考えるよい機会となった。」
「研究が様々な場面で実用化されているのを知り、すごいと思った。熱電発電の仕組みが実際に体験できたこともあり、よくわかりました。宇宙の分野で実用化されていることに驚きました。いつか人の役に立つよう何かを成し遂げられたらうれしいと感じました。」
「大学院の設備の充実さ、様々な人がいて、興味のある分野をずっと研究していられる環境はとても魅力的だった。大学も楽しみではあるが、大学院により行きたいと思った。」
「1つの技術から、それを生活に役立てたり、改良していくには他の分野の知識も必要になってくることがあって、異なった分野でも融合することで新しいものを作っていくことが分かった。組み合わせ方が多いうえに、正しいものがわからないので、材料開発をしていくことはとても大変なことだと思った。見当をつけたものでも思っていた成果が得られないときがある。それを可能性があるからで研究しているから、世界が便利になるのだと思った。」
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