小石川フィロソフィー3「国際協力について考えてみよう」
外務省ODA出前講座20190123
1月23日(水)、小石川フィロソフィー3「国際協力について考えてみよう」の時間に
外務省 国際協力局 事業管理室より吉田 裕生様をお招きし、ODA出前講座をしていただきました。
ODAとはOfficial Development Assistanceの頭文字をとったもので、
日本語では「政府開発援助」と訳されており、
開発途上国の発展のために、政府が行う経済的・技術的支援のことです。
ODAには、有償資金協力(円借款)・無償資金協力・技術協力の3種類があり、
被援助国のニーズや発展の度合いに合わせて、様々な支援が行われています。
近年の具体例では、インド・デリーメトロの建設、カンボジア・つばさ橋の建設等があるそうです。
また、日本は支援を行う側としてのイメージが強いですが、
実は、かつては支援を受ける側であったことはあまり知られていないかもしれません。
東海道新幹線や東名高速道路の建設には他国のODAによる支援を受けており、
そのおかげで、戦後の急速な経済発展につながったとのことでした。
日本のODAは、かつて支援を受け先進国にまで発展した今、恩返しとしての支援として、
また、開発途上国を支援することでその国に安定をもたらし、
それがひいては世界の安定につながるので、日本にとっても大事なことなのだとのお話でした。
受講した生徒たちからは、「ODAという言葉は知っていたが、内容を詳しく知れてよかった」
「国際協力の大切さを実感した」といった感想が聞かれました。