東京都立小石川中等教育学校（旧ホームページ）

　6月20日、東京工業大学において「高校生のための先端科学・技術フォーラム」が開催され、本校からは、5年生8名、4年生6名、3年生8名の計22名が参加しました。

　フォーラムでは、生命理工学院の石井佳誉教授による講演が行われ、「タンパク質立体構造とアルツハイマー病のメカニズムについて」というテーマで、生物学・医学に関わる最新の研究内容について教えていただきました。内容は大変専門的なもので、参加した生徒たちにとっては難解な部分も含まれていましたが、皆しっかりと講演に耳を傾けていました。

また、石井先生が海外で研究をしていたときのエピソードもたくさん伺うことができました。石井先生は、研究をする上で大切なこととして、
　・学生であったとしても、自分の研究は自分が一番長い時間携わるのだから、自分自身でプロジェクトマネージメントをする。
　・発表の技術を上げて、自分のやったことをきちんと伝えられるようになる。
　・やって死なないようなことならとりあえず挑戦してみる。
ことなどを挙げていらっしゃいました。

最後に、「自分が活躍できる分野を探すことが、今後5～10年のみなさんのメインテーマです」というメッセージもいただきました。これが最も難しい探究活動かもしれませんね。