第3回 小石川セミナー 20180320
3月20日(火)に、東京医科歯科大学教授である武部貴則先生と、セコム株式会社IS研究所所長の目﨑祐史先生をお招きして、第3回小石川セミナーを開催しました。
武部先生 「臓器再生への挑戦!」
ドナーからの臓器提供を待たないで、臓器再生をしたい。その目標を叶えるために、Back Casting、Radial Thinking、Serendipityの3つの言葉を大切にしている。Back Casting 、夢を設定して今努力する。未来予測の逆であり、目標を設定し、それに向かって今すべきことに全力で取り組む。Radial Thinking、思考分散。世の中と違うことに挑戦する。Serendipity、転がってくる幸運をつかみとること。iPS細胞から血管構造を持つ機能的な肝臓を作製することに成功に至ったきっかけは、まさにSerendipityが関係していた。
目標設定、多種多様なアプローチ、幸運をつかみとる力、生徒の心に残る力強いメッセージでした。
目﨑先生 「我々の考える研究とは」
セコムが提供する安全・安心のサービスのために技術を活用する立場だからこその独自の視点で、技術の本質的な価値を探求している。
人間の知恵をいかにAIに組み込んでいくか、実験をひたすら行い、その結果(データ)をプログラムに反映させている。今の時代、知識型AIと学習型AIをいかに融合させるかが、技術革新の鍵になってくる。
サイバーセキュリティ、ロボット、AIなどの最先端技術に携わる研究者について、深く知ることができました。
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世界最先端の臓器創生に取り組む武部先生
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生徒の質問に丁寧にこたえてくださいました。 |
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サービス会社の技術の研究所で活躍されている目﨑先生 |
Deep Learningなど、現在よく話題にあがる機械学習手法についても説明していただきました。 |