29 研究室訪問を実施20171122
本校では進路指導の一環として毎年「研究室訪問」を実施してきた。本校OBの大学教授にご自身の研究室を公開していただき、自らがその方向性をどう定め、どう努力してきたかを生徒にお話いただくなど、生徒自らが将来像を描く貴重な機会となっている。今年度は、近年リベラルアーツ教育に力を注いでいる東京工業大学理工学研究科の本校OBの研究室を訪ね、研究の一端をご紹介して頂いた。
日 時 平成29年11月22日（水）
訪問先（A） 東京工業大学 大学院【大岡山キャンパス】（参加者10名）
社会理工学研究科・リベラルアーツ研究教育院 教授 林 直亨 先生(OB)
生命理工学研究科分子生命科学専攻 教授 林 宣宏 先生
情報理工学研究科情報環境学専攻 教授 中島 求 先生
概 要
林宣宏研究室では、生命現象を分子レベルで理解するためのタンパク質の機能に着目した研究を行っており、様々な物理的・化学的な実験手法を駆使して対象の謎に迫っているということを懇切に語っていただいた。先生の言葉を借りれば、研究手段として「あれもこれも」学び活用するどん欲さが必要であるとのお話が特に印象的であった。
一方、中島研究室では,機械工学と情報学の立場から人や人を含むシステムの諸問題を解明する研究を行っており、研究室で実際に大学院生から、実験についての話を聞くことができた。先生ご自身からも、水泳の泳法のデータとシミュレーションの結果に関する話をしていただいた。研究の楽しさが伝わってくるような話であった。
また、林直亨研究室では、東工大が近年力を入れて取り組んでいるリベラルアーツ（教養教育）についての説明があった。いずれの訪問においても、恵まれた施設・研究環境とその中で未知に挑む研究者の方々の熱い思いとチャレンジ精神に触れることができたことは、大きな刺激と収穫であった。主宰の先生方にこころよりお礼を申し上げたい。
東京都立小石川中等教育学校（旧ホームページ）
