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29サイエンスカフェ「東京から考える 水俣病とはなにか」20170602

サイエンスカフェ「東京から考える 水俣病とはなにか」

 
 6月2日(金)、一般社団法人環不知火プランニング代表理事の森山亜矢子先生を熊本県からお招きし、「東京から考える水俣病とはなにか」をテーマにサイエンスカフェを実施しました。
 水俣病が公式に発見されてから60年以上が経つ今でもなお、病気の症状に苦しむ方々、裁判を続けている方々がいらっしゃり、水俣病は解決していないこと。立場や状況によって水俣病のとらえ方が異なり、状況は複雑であることなどを学びました。また、水俣の方々は、水俣病を教訓とし、環境について深く考えていらっしゃるのだということを感じました。
 森山先生にご紹介していただいた「東京の方々は、福島の原発事故のことだって忘れかけている。水俣病は忘れられて当然なのかもしれない。」という言葉にはっとさせられると同時に、経済発展と人の命について歴史から学ぶことは非常に多いと、強く感じる機会になりました。
 
参加した生徒の感想を一部紹介します。
 汚水が原因だと分かっていた科学者が必ず一人はいたはずなのに、すぐに工場は止まらず、汚水が流され続けてしまった原因に興味をもった。(1年男子)
 このようなことを繰り返さないためには、どのようなことをすれば良いのか、疑問に思った。(2年女子)
 水俣市民の中でも、山間部の人々と海岸部の人々で考え方が違うということに驚いた。悪いとされることでも、他の面から見れば利益があり、難しい問題だと思った。(5年女子)

 
東京から考える 水俣病とはなにか
〒113-0021 東京都文京区本駒込2-29-29
電話 : 03-3946-7171 ファクシミリ : 03-3946-7397