東京都立小石川中等教育学校（旧ホームページ）

サイエンスカフェ『海底の神秘「海底温泉」に迫る』

1　概要
　5月9日(月)、東京大学 海洋アライアンス及び、講談社ブルーバックス編集部の協力を得て、東京大学大気海洋研究所海洋化学部門教授、蒲生俊敬先生をお招きし、サイエンスカフェを実施しました。蒲生先生は講談社ブルーバックス「日本海」の著者でもあり、世界をリードする研究をされている方です。
参加人数は70名と大盛況で保護者も10名を越える参加がありました。深海の火山活動に伴う温泉水の湧出がどのように起こり、そして深海にどのような影響を与えているのか。そして海底温泉の発見に至る調査手法、温泉水の化学的性質などを1時間30分に及ぶお話しと、印象深い深海のビデオを見せてくださいました。参加した生徒は皆熱心にお話しを聞き、質疑応答も活発に行われました。

2　参加した生徒の感想より
・海底温泉付近にレアメタルがたくさんあり、今後の資源として期待されていることや、その付近の生物が生命の誕生についての調査に役立つということを初めて知ることができました。もっと海について調べ、学びたいと思いました。
・海底温泉を見つけるまでのプロセスはとても長く大変なものであることを知ることができました。また、海洋は様々な分野とつながっていることが分かりました。そして、将来の進路の一つとして選択肢を増やすことができました。
・海底の温泉の調査映像が印象に残りました。（深海の神秘を見ているようでした。）自分の大好きな海をたくさん知ることができて楽しかったです。もっと知りたいなと思うようになりました。