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27 アメリカ大使館・NASA共催イベントに参加しました。20160202

アメリカ大使館・NASA共催イベントに参加しました。20160202

 

2月2日(火)の午後、本校生徒が、高校生を対象としたアメリカ大使館とNASAの共催イベントに招待されました。

このイベントのプログラムは、来月5日に公開されるマッド・デイモン主演映画「オデッセイ」の特別試写会と、その後のNASAの宇宙飛行士および山崎直子宇宙飛行士との質疑応答・交流会で構成されています。

 

以下は、参加した生徒の報告書です。

 

 二月二日、アメリカ大使館公邸で行われた映画オデッセイの試写会、および宇宙飛行士との質疑応答を含めた交流会に参加しました。これは、首都圏のSSH指定校と天文研究会を有する高校を対象にしたイベントで、およそ40名の生徒が集まりました。

 ケネディ駐日大使の挨拶とともに映画が上映され、その後は宇宙飛行士の山崎直子さん、野口総一さん、Mr.Christopher Cassidy, Mr.Michel E. Fossumとの質疑応答です。「宇宙を研究することの意味は?」「答えのわからない、しかし瞬時な判断が求められる重大な決定はどのように決めるか?」など、身近な疑問や、直前に見た映画に関連する質問が交わされました。

 私が今回のイベントで最も心を動かされたのは、その後に行われた宇宙飛行士やJAXA職員、映画制作者約30名との自由立食です。メディアに出て、注目を浴びるのは宇宙飛行士ですが、JAXAで働く方々の話を聞く中で、地球からの支えがどれほど大きな役割を担っているかを感じました。宇宙飛行士の健康管理をする人々、宇宙開発資金を集める人々、ロケットを作るエンジニア、それらを取り纏めるマネジメントの人々、まだまだいます。実際に宇宙に行かなくとも宇宙開発に携わっていること、本当に様々な、文理を問わない分野が宇宙開発には不可欠であることを強調していました。今や国家間の競争対象にもなっている宇宙ですが、宇宙飛行士のみなさんは、競争としての意義よりもむしろ、環境問題や食糧、エネルギー問題の解決の糸口としての意義を日々追求されていると聞き、そしてまた、JAXAの職員もみなさんそうおっしゃっていました。壮大かつ大規模な開発に対して、職種の違いはあっても、1人1人がそれぞれのプロフェッショナルの分野で力を出し合い、国家間で競争をしつつ地球規模の問題の解決を進めるという目標意識を肌で感じ、圧倒されました。

 宇宙飛行士やJAXA職員の方々とお話をし、そして自分の質問に直接答えていただけるという機会はありません。宇宙という存在は正直私の中でまだまだ遠い気がしますが、ほんの少し、今までより身近に感じるようになりました。今回の貴重なイベントに参加できたことに感謝しています。

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