東京都立小石川中等教育学校（旧ホームページ）

高大連携SSH事業「生命科学に関する実験講習」第2回20160109

　平成28年1月9日（土）10日（日）にお茶の水女子大学にて、理学部生物学科の小林哲幸教授にアルコール代謝能力の遺伝子判定に関する実験講習を実施していただき、本校より3年生6名、4年生2名、5年生3名、計11名の生徒が参加しました。

　1日目は、アルコール代謝とその遺伝子、遺伝子構造、PCRの原理などを講義にて解説 していただき、ジェルパッチにて簡易テストを行いました。その後、実習テキストを使用して毛根からDNAを抽出し、PCR反応を仕掛けてその日は終了しました。

　2日目は、DNAのアガロースゲル電気泳動法の原理を講義にて解説していただき、電気泳動後、エチブロにて染色しバンドの確認を行いました。

　その結果、参加生徒が予想していたとおりの結果が得られ、実際に触れた遺伝子工学に興味が深まったとともに、実験の難しさを実感した様子でした。この講座がきっかけに遺伝子工学の道に強い興味を抱いた生徒もいたようで、非常に貴重な実験機会だったようです。