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27 東京都SSH指定校合同発表会20151223

東京都SSH指定校合同発表会20151223

 

 12月23日(祝日)に東京農工大学で開催された「東京都SSH指定校合同発表会」に参加しました。

 この会には東京都内のSSH指定校13校が参加し、12の口頭発表(12分)と155のポスターセッションが行われました。この発表会は東京都内のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校が、相互に学校の取組や日ごろの活動の成果や課題を発表し、意見交換を行うことで、今後の各校の取組の発展に資することを目的に毎年開かれているものです。

 

小金井市にある東京農工大学で開催されました。 開会式・閉会式には、生徒の代表が参加しました。

 

 小石川からは、5年生森田くんが「静止摩擦係数の待機時間依存性」についての口頭発表を行い、ポスター発表には3年生から5年生の54名が参加しました。

 小石川のポスター発表内容は以下の通りです。

N0.

分野

タイトル
1 一般 Science Study Tour オーストラリア理数系授業参加プログラム紹介1
2 一般 Science Study Tour オーストラリア理数系授業参加プログラム紹介2
3 一般 Science Study Tour オーストラリア理数系授業参加プログラム紹介3
4 化学

The research on dyeing using GFVCC reviving ancient purple

~GFVCCを用いた染色の研究 古代紫をよみがえらせる~

5 化学 カイワレ大根の根の生育条件による発芽、成長の差異
6 化学 スライムを利用した偏光板の作製
7 数学 「数学を楽しむ」課題研究No1
8 数学 「数学を楽しむ」課題研究No2 
9 数学 「数学を楽しむ」課題研究No3
10 数学 「数学を楽しむ」課題研究No4
11 数学 セ・リーグにおける統一球の変更による成績の変動
12 地学 赤羽自然観察公園の湧水について
13 地学 飯室層の化石について
14 広領域 発電効果の高い生物模倣の風車の研究
15 物理

Temperature Dependence of the Coefficient of the Static Friction

16

物理

フューマノイドロボットの製作

 

 口頭発表 

静摩擦係数の待機時間依存症(Waiting-time dependence of the coefficient of static friction) 

<目的>

待機時間が増加すると、最大摩擦係数が対数関数的に増加することがA.L.Ruinaにより報告されている。摩擦面の材質にアルミとポリスチレンを用い、待機時間中にかける荷重を変化させて、これを確かめ、理論的考察を行った。

 <方法>

下図のような装置を作成し、設定した各待機時間について、最大摩擦係数を測定した。

 <結果>

アルミ板、ポリスチレン板両方において、待機時間が10秒以内の領域では、最大静摩擦係数が待機時間に対して対数関数的に増加した。待機時間が50秒以降の領域では、最大摩擦係数が増加しなくなった。

 <考察>

待機時間の増加にともなって真実接触面積が増加したことによって、最大静摩擦係数が増加したと考えられる。

   
 <結論>

アルミ板とポリスチレン板で、待機時間10秒以内では、最大静摩擦係数が対数的に増加することが、認められた。50秒以降での振る舞いを今後調べたい。

 

 ポスター発表の様子

自分たちの研究を参加者に説明したり、他校の説明を聞いたり質問することで、伝える方法やコミュニケーションの方法も学ぶことができました。この日、各自が学んだことを、今後の校内外における発表会でいかしていきたいとい思います。

 

 

 

 

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