高大連携SSH事業「生命科学に関する実験講習第1回(お茶の水女子大学)」20151107
本校ではSSH事業として、生命科学に関する実験講習を、希望者を対象に国立お茶の水女子大学で実施しています。
平成27年度の第一回は、11月7日に香りの合成に関する実験講習を実施しました。講師は理学部化学科山田眞二教授で、9名の生徒が参加しました。
当日は、ゲラニオールを酸化しゲラニアールに変化させることによりバラの香りからレモンの香りへの変化を確認する実験や、パイナップルの香りを持つエステルをけん化することにより無臭へと変化させる有機化学実験を行いました。
また、2001年のノーベル化学賞を受賞した野依博士のメントールの不斉合成反応についてもご講義頂き、大学の研究室にしかない実験装置なども見せていただきました。
生徒達は積極的に質問し、山田教授からも「熱心な生徒さん達で驚きました。」とのお言葉をいただきました。
この講座への参加をきっかけとして、化学の道を進路先として考え始めた生徒もおり、実りの多い講習でした。