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27 サイエンスカフェ「サイエンスは社会的インパクトを創造する-エンタープレナーとは?」20151020

第4回サイエンスカフェ

「サイエンスは、社会的インパクトを創造するーエンタープレナーとは?」

 

 

起業家(バイオテック系)であり、社会起業家、研究者、会社経営者である久能祐子氏をお招きし、10月20日(火)に第4回サイエンスカフェを開催しました。生徒22名、保護者11名が参加し、久能氏のお話だけでなく、活発な質疑応答が行われました。

 海外の大学を志す生徒からの具体的な質問に丁寧に答えてくださったり、「成功するためには成功するまで続けること」、「後ろを振り向かない」、「可能性に鍵をかけない」など、勇気を与えてくれるお話を数多く伺い、参加者全員が未来への勇気と、新しいことを始めようとする意欲を与えられました。

 

*****久能祐子氏の紹介*****

アメリカ在住のスキャンボ・ファーマシューティカル社社長で、新薬の開発やアメリカでの起業に成功されています。京都大学大学院工学系研究科で工学博士号を取得し、ミュンヘン工科大学での研究員生活を経て、1980年代に株式会社アールテック・ウエノを上野隆司氏と共同創業されました。基礎研究、開発研究、製造、承認申請に関わり、1994年には、初めてのプロストン系緑内障治療薬となる「レスキュラ点眼薬」の商品化に成功されました。その後、アメリカへ拠点を移され、スキャンポ・ファーマシューティカルズ社を共同創業し初代最高経営責任者となりました。同社でも、プロストン系新薬の研究開発、会社経営に携わり、慢性特発性便秘、過敏性腸症候群治療薬「アミティーザ」の商品化に成功されています。さらに、2012年には、革新的ワクチン開発を目指すVLPセラピューティクスを共同創業されました。社会起業家としては、S&R財団を設立し理事長兼最高経営責任者を務めるほか、ジョンズホプキンス大学(医学領域)、マンスフィールド財団等の理事でもあります。同氏はこれまで多数の賞を受賞し、2015年にはForbes誌の「アメリカで自力で成功を収めた女性50人」に選出されています。京都大学工学部卒、ジョージタウン大学経営学認定コース修了。

小さい時からチャレンジして、小さな成功・小さな失敗を繰り返しておきましょう。

 いろんなやり方がありますが、自分が得意とする道をいく。

******参加者の感想***** 

   ●とてもためになるお話でした。好きなものと得意なものの話から、今の私達の普段の勉強に生かすことのできる話まで、自らの経験をもとにわかりやすくいろいろなことを教えてくださいました。これからの生活や将来のことを考えるときの参考になりそうです。(1年)
   ●自分で考え、自分で決心し活動するということが、これからの世の中や夢を叶えることに大切だということがわかった。様々な分野の人を一か所に集め、新しいことを考え出すことについて、とても興味をもった。とても貴重な体験になりました。(1年)
   ●私は将来、いろいろな経験をしつつ、自分の力を発揮できるような仕事につきたいと思っています。また、海外で勉強したり、働いたりもしたいと思っています。でも、今まで自信がありませんでした。今日、お話を聞いて、やりたいことをやらせて貰える環境に行く、とおっしゃっていて、私は勇気を出して、自分のやりたいことをやってみたいと思いました。心に残るお言葉もたくさんいただき、将来が明るくなったように思います。(2年)
   環境問題の解決に興味があって、バイオ系の勉強をしていこうと思っているけれど、“得意”と“好き”は違って、“得意”を伸ばす形にシフトしていく可能性もあるのだなと思い、すごく新鮮な考えでした。今回のような成功学的なお話はほとんど聞いたことがなく、挑戦していく、creativeに生きる、というような点で非常に感化されました。(5年)

   ●講演されているお姿をみて、人柄の良さも成功した理由なんだろうか、と思った。

   進路に関して良いアドバイスとなった。(6年)
   とてもすてきなお話を聞けてよかったです。『成功したのは、成功するまでやったから。信じ続けたから。』という言葉は心にグッときました。これからの子育てに、自分の人生に活かしていきたいと思います。(保護者)
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