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29 第1回小石川セミナー (20170719)が行われました

第1回 小石川セミナー 20170719

 

 

 7月19日(水)に、明治大学 研究・知財戦略機構特任教授、および先端数理科学インスティテュート所長である杉原 厚吉先生をお招きして、第1回小石川セミナーを開催しました。


<講演の内容>
百聞は一見に如かずという諺でも表されるとおり、私たちは、見たらものの形はちゃんとわかると思いがちではないでしょうか。でも、実際とは違ったように見えてしまう目の錯覚という現象があり、見たからと言って安心はできません。このことを、ありえない立体が目の前にあるという感覚が生まれる「不可能立体」を題材にあげながら、一緒に観察していきます。
特に、立体の本当の形を理解した後でも、特別な視点から見るとまた錯覚が起こってしまうという脳の不思議さと、それがなぜ起こるのかも考えてみたいと思います。
 


<講師プロフィール>
杉原 厚吉(すぎはら こうきち)
1973年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、電子技術総合研究所、名古屋大学、東京大学などを経て、2009年4月より現職。専門は数理工学。ロボットの目を開発する研究の中で、不可能図形のだまし絵を立体化する手法を見つけ、立体錯視の分野へも研究を広げてきた。さまざまな不可能立体を創作し、立体錯視アーティストとしても活躍している。国際ベスト錯覚コンテスト優勝2回(2010年、2013年)、準優勝2回(2015年、2016年)。著書には、「だまし絵のトリック」(化学同人)、「エッシャー・マジック」(東京大学出版会)、「錯視図鑑」(誠文堂新光社)、「大学教授という仕事」(水曜社)、「理科系のための英文作法」(中公新書)、「スウガクってなんの役に立ちますか?」(誠文堂新光社)などがある。
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