東京都立小石川中等教育学校（旧ホームページ）

 

　「創造性の育成塾」は、世界に貢献できる理数系の若者を育成することを目的に、2006年から毎年開催されている、8日間の合宿（2018年7月30日～8月6日）です。今年度は、全国から選ばれた理科好きの中学2年生40名ほどが、ノーベル賞受賞者を含む科学者の先生方とともに、静岡県三島市の東レ総合研修センターに集いました。
　本校からは2年生の齊藤さんと中村さんが参加し、さまざまな講義や実験を通して、自ら考える力や、自分自身の創造性を伸ばす活動に取り組みました。

～以下は、齊藤さんの体験談です～
　創造性の育成塾では、ノーベル賞受賞者（今回は大隅良典先生でした）など、各分野の著名な先生の講義や、中学校の先生による実験等の授業がありました。初めて聞いた量子力学の話では、量子アニーリングという計算技術と、その利用の可能性に興味を持ちました。
　実験では、骨を観察するというものがあり、先生がお持ちだったサラブレッドの骨や、動物園から借りたライオンの骨などを見ることができました。動物の歯並びや歯の形、上あごと下あごのくっつき方など、詳しく観察できて感激しました。
　また、先生方による講義の中で、国立天文台副台長の渡部先生のお話が最高に面白かったです。宇宙の40億ほどの星の中に、地球外生命体がいるかもしれず、もしかしたら近くにいるかもしれないと聞き、惑星に対する関心が高まりました。
　今回は、グループで一つの課題に取り組む時間もありました。同じグループの人たちと多くの時間を過ごし、共通の趣味を通して仲良くなるなど、8日間楽しく過ごすことができました。