SSH事業オーストラリア理数系授業参加プログラム(現地での活動)
8月8日(月) 現地1日目
7時30分に予定通りアデレードに到着しました。
ペナ先生の出迎えを受け、グレナンガ インターナショナルハイスクールにマイクロバスで向かいました。
グレナンガでは、ネームプレートと一人ひとりの時間割が入ったファイルを受けとり、今日の予定を確認しました。
軽食をとり、アデレード大学へ出発しました。
アデレード大学の敷地内にあるビオンーンで、採取した微生物を指標生物の写真を使って同定することで水質調査を行う方法を学びました。
実際に採集ネットで生物を捉え、スマートフォンにレンズを取り付けて見る顕微鏡で観察します。
自身で捉えた水生生物を観察できたときには感動の声があがっていました。
採取した微生物をスマートフォンに取り付けた簡易顕微鏡で拡大し、撮影しました。
pHや残留窒素や残留リン酸濃度などを試験紙を用いて調査しました。
アデレードでは先週雨が降っていたため、水質がとても改善されているという結果がでました。
植生による環境調査も行いました。
人工の水の流れに沿って、オーストラリアに特有の林が広がっており、およそ1時間ほどのフィールドワークを行いました。
昼食はロフティーマウンテンというアデレードで最も高い山の展望台でとりました。
この日は、気温が23度で温かく、晴れておりアデレード市街が一望できました。
午後は、南オーストラリア大学の天文研究者によるプラネタリウムでの講義を受けました。
満天の南の星空や惑星、銀河について学びました。
15時30分に帰校し、ホームステイファミリーの出迎えを受けました。
8月9日(火) 現地2日目
【1時間目】
全てのスクールバディが集う中で、小石川生全員とそれぞれの生徒のスクールバディの代表が自己紹介と抱負をスピーチしました。
理数系授業参加プログラムの担当であるペナ先生から、今回のプログラムでは、社会性や独立心も大きく成長させてほしいという内容のお話がありました。
スクールバディとともにスクールツアーを行いました。
生徒会役員の生徒が二手に分かれて、校内施設を案内してくれました。
【2時間目】
1名の小石川生に対して4~6人のスクールバディがついてくれています。
スクールバディのアレンジは生徒会長を中心とした組織で行われています。
アイスブレイキングを行い、緊張がほぐれました。
グレナンガでは、授業ですべての生徒が個人のパソコンを用いて授業を受けます。
宿題や、予習の内容もネット配信されています。
小石川生もICTサポートを行っている情報センターの職員の方に個別で設定をしていただき、学校からの情報を得ることができるIDとパスワードを一人ひとり頂きました。
【3時間目】
グレナンガの国際バカロレアの教育とはどのようなものかという講義を、IBコーディネーターの先生から受けました。
授業ではコミュニケーションを大切にしているということで、講義の中でも多くの質問を投げかけられました。
【4時間目】
バディとともに受ける初めての授業です。
グレナンガで各自が受けたい理数系科目の希望に合わせて、小石川生一人ひとりが異なるとても工夫された時間割となっています。
時間割に合わせてバディをアレンジしてあるので、一人の小石川生に対して4~6名のスクールバディがいることになります。
授業が始まる前に、一緒に授業を受けるバディが前の授業クラスへ迎えに来てくれます。
≪化学≫
「どのようにしたら質量数により原子を分けることができるか」という発問に対して、生徒自身が実験計画を立てました。
グレナンガの生徒とペアワークで話し合いながら、課題を解決します。
マススペクトルの原理について理解を深めることができる学習です。
≪物理≫
デジタルマルチメータ―を用いて、電気抵抗に関する実験を行いました。
得られたデータをもとに、エクセルでデータ処理を行い、結果を分析し、発表を行いました。
8月13(土) 現地6日目
各自の研究テーマの設定のために、博物館に行きました。
オーストラリアに関する地質学や生物学等について詳しく知ることができました。
ホームステイファミリーやバディとともに充実した見学ができました。
8月15(月) 現地8日目
英語の授業で、日本についての紹介を行いました。
グレナンガに来てから内容や、シナリオを考えました。
着物や花火、日本食など現地の生徒に興味を強くもってもらいました。
現地の生徒も、世界の国々を分担して調査してプレゼンするという授業でした。
英語でのプレゼンのよい学びにつながりました。