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24 裁判甲子園で審査員特別賞受賞2012

 

裁判甲子園で審査員特別賞受賞

 

 8月4日に行われた、日本弁護士連合会主催の「第六回高校生模擬裁判選手権(裁判甲子園)」で、わが小石川チームの長野将也くん(5年D組)が審査員特別賞を受賞しました。

 裁判甲子園は、高校での法教育の普及を目指して、日本弁護士連合会が6年前にスタートした本格的な模擬裁判の試合です。生徒は、実際の刑事事件をもとに作成された事例集に基づき、検察側と弁護側にわかれて、裁判員裁判を想定した論戦を行います。準備には、現役の若手弁護士が支援弁護士として派遣され、生徒の事例分析、準備を援助します。
 わが校は、昨年から学校設定科目課題研究「小石川フィロソフィー2」の講座の一つ、「現代社会in action」で取り組み、5年生選択者が参加しています。
 小石川フィロソフィーでは、1学期の12回の授業をかけて準備をします。最初に、三匹の子豚事件のシミュレーションのお試し授業からはじまり、映画『それでもボクはやってない』の視聴、裁判傍聴などのウオーミングアップを行い、6月下旬から支援弁護士の先生方の指導を受けながら、準備を進めてきました。
今年は、事例が、恋愛感情のもつれからストーカー的行為と誤解された男子大学生が、相手から罵倒され、その首をしめそうになったため、女性側から突き倒されて傷害を負ったというものでした。男性が本当に首をしめたのか、女性側に情状酌量の余地はないのかという事実の認定と価値判断の二つがもとめられる、生徒にとっては、リアルでありかつ難しい内容の事件でした。また、会場も、節電で使用ができなかった東京地方裁判所の法廷が舞台となり、よりリアルな模擬裁判となりました。
 当日は、8校(小石川、都立西、県立東葛飾、県立浜松北、湘南白百合、早大学院本庄、日本学園、山梨学院附属)が、午前と午後の二回戦を行いました。
 わが校は、午前の部では、弁護側となり千葉県立東葛飾高校と対戦、相手の「異議あり」にやや翻弄されましたが、それでもしっかり弁護を行いました。午後の部は、検察側となり早大学院本庄と対戦、これも堂々の戦いを行いました。
 受賞した長野君は、午後の検察側の被告人質問を担当。被告人の証言の信ぴょう性を疑わせる鋭い質問を投げかけ、審査員に高い評価を受けました。

 チーム全体でレベルの高い試合であったと評価されました。来年も上位入賞を目指し頑張りたいと考えています。

 

 

 
 参加生徒と支援してくださった弁護士の先生方
 
 法廷内の弁護側チーム
 
法廷内の検察側チーム

 

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