07409210_小平
7/12

 「『来年の今頃』がわからないのは、最高にロマンチックな事だ。」私が受験期に大切にしていた言葉です。つまり志望校に行けるかどうかと不安を抱える受験生は、ロマンチックの塊だということになります。私はこの言葉のおかげであまり気負わずに、受験を終えることができました。 小平で過ごした3年間は、コロナ禍で制約の多いものでしたが、それでも最高の高校生活だったと思っています。本当に良いクラスメイトに恵まれて、1、2年生ではもちろんのこと、受験期でも学校行事を全力で楽しみ、笑顔の絶えないクラスでした。おかげで家や塾では勉強、学校では息抜きという自分なりの切り替えができました。 受験勉強は一に単語、二に単語、三、四に演習、五に友達です。学校で配られる教科書、単語帳は、どれも受験に有効なものです。普段から単語だけでも抑えておくと、3年生の秋には大きく差がつきます。演習は自分のレベルに合わせて上げていくのをお勧めします。友達は上に述べたように、受験期の最高の薬です。大切にしましょう。 自分に最高の3年間をプレゼントするために、今は踏ん張る時期です。頑張ってください!応援しています。 私が在学中に頑張っていたことは、部活動と定期テストです。定期テストにおいて、全ての教科に力を入れていたことが国立受験で活かされたのだと思います。一方、日々の英単語や漢字が疎かになっていた為、高3の大事な時間が削られてしまいました。当たり前を積み重ねることの重要さを実感しました。 勉強が辛いと感じる時もあると思いますが、家族や友達、学校の先生はいつでも支えてくれています。そのことに感謝を忘れず、毎日を過ごすことはモチベーションに繋がるはずです。 僕は高校2年生の途中くらいまで、大学に興味がなく、進学先についてあまり考えていませんでした。しかし、そこから目標を作り、約1年間意識を変えて取り組み、この大学に進むことができました。それができたのは1年生からの積み重ねがあったからに他ならないと思います。受験勉強から試験本番までを振り返って感じたのは、基礎が大事だということです。勉強していく上で基礎が大事なのは当然ですが、それ以前に試験に基礎問題が出てきます。学校の授業や課題を一番大切にして、それを自信に変えていってください。 高校を決めるときの判断基準はなんでしょうか。自分は校風だと考えます。「こだこう生」はコロナ禍で先行きの見えない行事の準備や部活動に前向きに取り組み、いじめがなく、大学入試に向けて自主的に勉強に励み、そして励ましあえる人たちです。自分はそんな仲間たちとともに定期考査の点数で競い合ったり問題を出し合ったりして、3年生になるまでの基礎を固めていきました。 3年生の時は夏休み前には入試科目の範囲に一通り触れて、理系科目の問題演習を始めました。秋の半ばで文系科目の暗記を始めましたが、共通テスト本番は国語と英語でつまずきE判定。友達に励まされて最後まで努力し、何とか二次試験で挽回しました。 自分のように校風に支えられて、塾に行かずとも国公立や上位校を掴んだ人はたくさんいます。学校説明会や生徒会のSNS等、生徒が主体的に発信している情報をもとに校風をよく調べ、悔いのない高校生活が送れるように頑張ってください。6埼玉大学教育学部 学校教育教員養成課程 小学校コース文系早稲田大学教育学部 複合文化学科大久保 咲 希(練馬区立石神井西中学校出身)新   綾 乃(立川市立立川第九中学校出身)東京理科大学理学部第一部 物理学科横浜市立大学理学部 理学科武 田 航 生(西東京市立田無第一中学校出身)宇佐美 公 輝(立川市立立川第五中学校出身)合格体験記

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る