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合唱コンクールでみられた「チャレンジ」と「自立」(010913)

合唱コンクールでみられた「チャレンジ」と「自立」(010913)

昨日(12日)、清高祭の合唱コンクールを立川のリスルホールを借りて開催した。私は昨年の3年生の歌声に感動し、今年の合唱を1年間楽しみにしてきた。開会式でのあいさつでは、「昨年の3年生を越える歌声を2・3年生は聴かせてほしい。昨年からの合言葉「チャレンジ」と今年度の合言葉「自立」をぜひみせてほしい」と伝えた。
 
校長の仕事は審査員。プロの審査員のお手伝いと考えて審査に当たっているのだが責任は重大。とにかく一生懸命聴かせてもらった。1年生からのスタートだったがどのクラスもよく頑張っていた。特に男性の声がよく響いていたという印象がある。
 
続いて2年生。これまた全体的に素晴らしい歌声だった。もちろん先輩として、1年生を上回るハーモニーと力強さをみせてくれた。2年生になると指揮者の存在も変わってくる。ちょっと遠慮気味の1年生に比べてもどっしり構えている。
 
午後はいよいよ3年生の登場。最初のクラスから“さすが3年生”と思わせる声とハーモニー、そして感情のこもった歌声。正直、素人の私には審査が難しい。それくらいどのクラスも素晴らしかった。2年生にも増して、指揮者も自信をもって全体をまとめていた。
 
今年の合唱コンクールは間違いなく昨年を上回る出来栄えだった。全22クラス中14クラスがアカペラでの演奏だったことも昨年とは大きく違うところだ。「チャレンジ」を感じた。昨年より良くなったことは合唱ばかりではない。それは合唱コンクールを運営してくれた生徒たちである。まさに今年の合言葉「自立」を見せてくれた。合唱コンクール実行委員長の辻隼人君の立派な最後のあいさつを聞けばそれがわかる。
 
「合唱は音程を間違えたり、リズムが崩れてしまったり難しいものです。そしてそれをすぐに直したいと思っても、時間がどうしてもかかってしまいます。ただ合唱は一つだけすぐに上手になる方法が自分はあると思っています。それは心を込めることです。
心を込めるのには音源をよく聞いたり、メトロノームに合わせて歌う必要もなく、すぐに誰でもできます。そしてそれを聞いている人たちの心を打つことが出来ます。合唱は歌の上手い人だけが楽しむためにあるわけでもなく、苦手な人が苦しむためにある訳ではありません。合唱は歌っている人やそれを聞いている人を感動させるためにあるものだと思います。そして、感動を生み出す最大の要因は歌っている人たちがどれだけ心を込めているかだと思っています。
1・2年生の皆さんは来年このことに気を付けて、今年を越える素晴らしい合唱コンクールを作り上げてください。3年生の皆さんはもう合唱に触れる機会がないかもしれませんが、心を込める、この事は将来生きていく上できっと必要な事だと思います。それぞれの進路先でもこの事を大切にしてくれると嬉しいです!
最後にこの合唱コンクールの舞台を心を込めて作り上げてくれた先生方、合唱コンクールスタッフ、リスルホールのスタッフの皆さん、忙しい中来てくださった専門審査員の皆さん、保護者の皆さん、クラスを頑張ってまとめてくれた合唱コンクールクラス係、そしてこの合唱コンクールの舞台で素晴らしい発表をしてくれた清瀬高校のみんな、本当にありがとうございました!!」

 


 
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