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いよいよ修学旅行(301022)

いよいよ修学旅行(301022)

明日から2年生は長崎への修学旅行に出発する。私もこの修学旅行に同行。清瀬高校の修学旅行は、十数年程前より“民泊”を取り入れた修学旅行を実施している。おそらく他の都立高校ではあまりやっていないと思う。生徒は、旅行中の3泊のうち2泊は、一般のご家庭に3~5名のグループで宿泊させてもらう。その間、民泊先のご家庭ではお客様としてではなく家族として過ごし、一緒に料理、掃除、食事などをして、農漁村の生活体験をするというものだ
 
実際私も昨年度の長崎修学旅行に同行し民泊の様子をみて、体験の素晴らしさを感じた。バスで到着すると各ご家庭の方々が迎えにきている。生徒たちは対面式が終わるとそれぞれの家々に散っていく。その時は生徒の顔にも緊張の様子がうかがわれた。各ご家庭を見回りした先生方の話を聞くと、「Aが台所で魚をさばいていました」。「Bは一生懸命、風呂掃除をしていました」。「C家庭では海に沈む夕日を見に連れて行ってくれたようで生徒はいませんでした」。等々の報告だった。どの生徒にとっても、きっと東京の日常ではできない経験ばかりだろう。
 
民泊が終り別れの朝がやって来た。各ご家庭からの車が集合場所に生徒たちを乗せてやってくる。車から降りてくる生徒たちの顔は和らいでいた。満足感に満ち溢れた表情だった。また、別れの挨拶をする生徒たちの目にはうっすら涙が浮かんでいる。中には抱き合って別れを惜しむ姿も。ちょっぴりかもしれないが、そこには成長した生徒たちの姿があった。
 
今回の修学旅行でも、民泊体験や平和を考えることにより、生徒たちがさらに成長してくれることだろう。
 
修学旅行のしおりをもらった。その中に『ご飯 短歌優秀作 発表』という面白いページがあった。1泊するホテルのメニュー選びアンケートの際に合わせて募集したものだそうだ。担任の先生方が選んだ最優秀と優秀作品はこんな句。
 
「初恋の あの子の頬の 米粒は 今も忘れぬ ひとめぼれかな」
 
「ありがとう いつもは言えぬ この言葉 弁当出すとき そっと呟く」
 
「炊きたての ご飯を供え 手を合わす 喜ぶ祖父の 笑顔を思う」

 

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